印象的なVRストーリーを作るにはユーザーエンゲージメントを最大限にせよ : 「結婚指輪物語VR」からのテクニック

タグ:
日時:
2019年09月06日(金)13時30分〜14時30分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
VRゲームや映像の制作経験
受講者が得られるであろう知見:
・VRに特有な視聴環境におけるコンテンツ設計の注意点 ・離脱率を下げるため、ユーザーの集中力を維持させるポイント ・従来のコンテンツ設計理論で陥りやすい落とし穴
セッションの内容

VRには「ストーリーテリング」の新たな可能性が期待されていて、ゲーム業界に限らず、この数年間で映像や映画業界にも注目な話題となっています。
この新しい媒体に今までないような物語の表現方法を見出すための試みとして創作された「結婚指輪物語VR」は、特有なアプローチを取った表現で実現した共感性が高い演出が評価され、第75回ヴェネツィア国際映画祭に「Best of VR」部門に選出されました。

当セッションでは、VRの視聴環境に関しては考慮すべき事柄、試行錯誤でわかった効果的なコンテンツデザインの事例、そして従来のゲームや映画の設計理念との対比など、本タイトルの制作で得たノウハウをご紹介します。


講演資料

  • CEDEC2019_SouKaei_EngagingVR_Optimized.pptx

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

曹 家栄

曹 家栄
所属 : 株式会社スクウェア・エニックス
部署 : テクノロジー推進部
役職 : イマーシブ エクスペリエンス プロジェクト リード

アメリカで学位を修め、インタラクティブコンテンツ制作を志し日本でキャリアをスタート。2012年からはスクウェアエニックスにて大型ゲームタイトルの開発に従事。VRと出会ってからは、ゲーム制作におけるリアルタイム技術をVRの没入感と融合させた新しいナラティブコンテンツの創出にチャレンジ。

《講演者からのメッセージ》
この数年間、VR用タイトル数が着実に増え続けている世の中、2作目や3作目のタイトルに着手し始める開発者もいる時代となったとしても、魅力的なVRコンテンツを制作するには依然として未知なところが多いままであります。本来あれば、優れた没入感の特性を持つVR媒体は革命的に面白いコンテンツをもたらすはずだが、クリエーター側として自分の設計がどうしてもイメージ通りにいかなく、理想と現実のギャップが大きくてクォリティーアップに限界を感じている方が多いのではないかと思います。

そのギャップを埋めるのに決定的な答えとは言えませんが、これまでの経験を共有することでVRコンテンツ設計のもう一つの観点を提案していきたいと考えます。VRコンテンツクリエーターの皆様の今後の制作に少しでもお役に立てるように頑張りますのでよろしくお願いします。