このセッションは、最新のパソコンやゲームに用いられている3Dグラフィックス技術の将来を気が向くままに放言していくパネルディスカッションだ。方針としては、ひとまず、比較的最新のPCゲームや、PS3、Xbox 360などの新世代ゲーム機のゲームで用いられている技術を系統立てることなく討議していこうと思っている。少々難解な内容も含んでいるが、3Dゲームにおける未来はこんな感じになっている……というのを少しでも感じてもらえればと思う。そうすれば、今プレイしている3Dゲーム達も違って見えるのではないだろうか。
講演者プロフィール
今給黎 隆
1972年生まれ。現役東大院生。CEDEC 2004, CEDEC 2007, CEDEC 2008 講演。
西川 善司
テクニカル・ジャーナリスト。
PC関連最新テクノロジーなどの技術トレンドの他、特に近年はリアルタイム3Dグラフィックス技術、映像デバイスとその関連技術の記事を中心に執筆。 2005年より5年連続でマイクロソフト、Most Valuable Professional AwardのEntertainment-XNA/DirectX部門を受賞。
講師からのメッセージ
こんにちは。西川善司です。 今回はIMAGIRE DAYのラウンドテーブルの司会進行役の大役を授かりました。 業界の実力者達を前に、うまく進行していけるように頑張ります。
川瀬 正樹
2000年秋より「株式会社ぶんか社」にてXbox用ゲームタイトル「ダブル・スティール」シリーズを製作。
主にグラフィクスエンジンの開発に携わり、擬似(Fake)HDR/グレアフィルタなどの各種シェーダ技法を考案。
2005年春より「シリコンスタジオ株式会社」にてミドルウェア開発業務に従事。
CEDEC2002, CEDEC2005, CEDEC2007, CEDEC2008, GDC2003, GDC2004などで講演。
田村 尚希
1980年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。
建築家を志し上京したものの、気づいてみればCG・ゲーム業界にどっぷり浸かっている今日この頃。
2007年4月より(株)シリコンスタジオに在籍。
トップレンダリストを目指して日々勉強の毎日。
五反田 義治
ゲーム製作スタジオ「株式会社トライエース」代表取締役。同時に研究開発部もまとめている。
代表作はスターオーシャンシリーズ、ヴァルキリープロファイルシリーズ。
過去のGDCやCEDECで講演も行なっている。
石田 智史
2003年株式会社カプコン入社。社内共通エンジンMT-Frameworkのメインシステム設計を担当。
採用タイトルはデッドライジング、ロストプラネット、デビルメイクライ4、バイオハザード5など。
現在、MT-Framework2.0を開発中。
CEDEC 2006 講演
藤田 将洋
光輸送理論に基づいたレンダリングアルゴリズムが今後のゲームグラフィックスの主流になると予想し、光輸送ベースのグラフィックスアルゴリズムの研究開発とその実務への応用について取り組んでいます。