NPO法人「日本ネットワークセキュリティ協会」(JNSA)が開催する、日本最大のセキュリティコンテスト「SECCON2013」の第一回地方大会を「CEDEC CHALLENGE」として共催します。開会式では、本大会に出場する「SECCONチャレンジャー」に向けて本セキュリティコンテストの開催概要と予選形式のレギュレーションについて告知を行ない、一般のCEDEC来場者に向けて体験CTFの説明を行います。
また、競技の説明だけはでなく、本大会開催の狙いとして、オンラインゲームのセキュリティ(不正行為とその対策)の知見を深めていただくトークセッションを実施します。ゲーム開発者が多く集まるCEDEC内でセキュリティコンテストを共催する意義の一つとして「ドラゴンクエストⅩ」テクニカルディレクターの青山公士様をお迎えして、オンラインゲームの現場における様々な不正行為の実態と、その対策方法について赤裸々に語ります。
コンテストページ: http://2013.seccon.jp/secconcedec-challenge.html
講演者プロフィール
竹迫 良範
監訳:オライリーPerlクックブック第2版、
共著:スキル向上のためのHTML5テクニカルレビュー Web標準の進化系(Web to Go)、
Microsoft MVPアワード(Developer Securit)、
SECCON実行委員長、セキュリティ&プログラミングキャンプ講師、
U-20プログラミングコンテスト審査委員、
SC22/ECMAScript Ad Hoc委員(ISO/IEC 16262)
《講師からのメッセージ》
青山 公士
他社でのコンソールゲームメインプログラマー・ディレクターを経て、1999年3月 株式会社スクウェア (現スクウェア・エニックス)に入社。
「PlayOnline」のディレクターを務めた後、「ドラゴンクエストⅩ」チームにテクニカルディレクターとして参画
松田 和樹
昭和56年北海道生まれ。16進数値の束を眺めることが日課のリバースエンジニア。1996年に放送されたNHKのドキュメンタリー『新・電子立国』の「第4回 ビデオゲーム~巨富の攻防~」に衝撃を受けて人生を踏み外す。初めてのパスワード解析はドラゴンクエストⅡのふっかつのじゅもん。
端末の種類を問わず解析と検査を行なっており、現在はドラゴンクエストⅩのネットワークセキュリティ診断(脆弱性診断)に従事。好きなCPUはx86とARMと6502。