迫真力に富む映像を生成するために物理現象をシミュレーションする技術は欠かせないものですが,シーンを構成する物体の個数や詳細度が増大するに伴い,実時間での対話性を確保するために効率的な計算方法が必要となります.また.物理現象には実世界との対応を取るための変数の調整が必須の作業となりますが, 制作側の意図を反映しやすいオーサリング環境は効率的な製作環境には欠かせません.
本セッションでは,物理シミュレーション技術に関わるトップクラスの研究者を招き,ゲーム開発現場の技術者との質疑・討論を交わしながら,ゲームにおける物理シミュレーションの将来像を明らかにします.
本セッションは、昨年「CEDEC 2011 co-located event」として同時開催した「情報処理学会グラフィクスとCAD研究会」による特別セッションとなります。
講演者プロフィール
西田 祐輔
2003年に東京大学大学院で修士号を取得したのち、コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(現・コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション)に入社.メタルギアソリッド3(MGS3)以降のMGSシリーズでプログラムを担当.
MGS4では物理エンジンを作成.他にもアニメーション、コリジョンなど、主にエンジンプログラムを担当することが多い.現在はFOX ENGINE担当.
西田 祐輔
2003年に東京大学大学院で修士号を取得したのち、コナミコンピュータエンタテインメントジャパン(現・コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション)に入社.メタルギアソリッド3(MGS3)以降のMGSシリーズでプログラムを担当.
MGS4では物理エンジンを作成.他にもアニメーション、コリジョンなど、主にエンジンプログラムを担当することが多い.現在はFOX ENGINE担当.
原田隆宏
Takahiro Harada is a researcher in AMD's office of the CTO where he is exploring the possibility of GPU computing, mainly focusing on application to physics simulation. Before joining AMD he engaged in research and development on real-time physics simulation on not only PC but also game consoles at Havok. Before coming to industry, he was in academics as an assistant professor at the university of Tokyo where he also earned his Ph.D. in engineering.
原田隆宏は、AMDのCTO総長室のリサーチャーであり、GPUコンピューティングの実現性においてその可能性の追求に勤しんでいます。主には、フィジックスシミュレーションに対するアプリケーションにその焦点を当てています。以前は、Havokにて、PC上だけではなく、ゲームコンソール上でのリアルタイムフィジックスシミュレーションの研究、開発に携わっていました。現在の開発分野に携わる前は、東京大学にて助教授を努めていました。同校にては、エンジニアリング分野で博士号を取得しています。
原田隆宏
Takahiro Harada is a researcher in AMD's office of the CTO where he is exploring the possibility of GPU computing, mainly focusing on application to physics simulation. Before joining AMD he engaged in research and development on real-time physics simulation on not only PC but also game consoles at Havok. Before coming to industry, he was in academics as an assistant professor at the university of Tokyo where he also earned his Ph.D. in engineering.
原田隆宏は、AMDのCTO総長室のリサーチャーであり、GPUコンピューティングの実現性においてその可能性の追求に勤しんでいます。主には、フィジックスシミュレーションに対するアプリケーションにその焦点を当てています。以前は、Havokにて、PC上だけではなく、ゲームコンソール上でのリアルタイムフィジックスシミュレーションの研究、開発に携わっていました。現在の開発分野に携わる前は、東京大学にて助教授を努めていました。同校にては、エンジニアリング分野で博士号を取得しています。
今給黎隆
「DirectX 9 シェーダプログラミングブック」等を執筆、「ゲームエンジン・アーキテクチャ」を監訳。CEDECでは、2004, 2007-2010で講演を行った。認定スクラムマスター。博士(科学)。
《講師からのメッセージ》
今給黎隆
「DirectX 9 シェーダプログラミングブック」等を執筆、「ゲームエンジン・アーキテクチャ」を監訳。CEDECでは、2004, 2007-2010で講演を行った。認定スクラムマスター。博士(科学)。
《講師からのメッセージ》
堀川 勉
PlayStation®2,PlayStation®3のシステムソフトウェアの開発に携わり、現在、画像認識ライブラリの研究開発を担当する。
過去のCEDECでの講演:
CEDEC2011「Augmented Reality」
CEDEC2010「ゲーム業界への多様な関わり方」
CEDEC2007「PS3ゲーム開発ポストモーテム」
CEDEC2003「ゲーム機アーキテクチャの進化とソフトウエアの最適化」
堀川 勉
PlayStation®2,PlayStation®3のシステムソフトウェアの開発に携わり、現在、画像認識ライブラリの研究開発を担当する。
過去のCEDECでの講演:
CEDEC2011「Augmented Reality」
CEDEC2010「ゲーム業界への多様な関わり方」
CEDEC2007「PS3ゲーム開発ポストモーテム」
CEDEC2003「ゲーム機アーキテクチャの進化とソフトウエアの最適化」
梅谷 信行
プロフィール
2006年 東京大学 工学部 産業機械学科 卒業
2007~2008年 デルフト工科大学(蘭) 応用数学科 留学
2009年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 卒業
2009年 東京大学大学院 情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻 入学、現博士後期課程3年
2010~2011年 コロンビア大学(米) コンピュータ・サイエンス専攻 留学
2012年 Microsoft Research Asia インターンシップ
梅谷 信行
プロフィール
2006年 東京大学 工学部 産業機械学科 卒業
2007~2008年 デルフト工科大学(蘭) 応用数学科 留学
2009年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 卒業
2009年 東京大学大学院 情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻 入学、現博士後期課程3年
2010~2011年 コロンビア大学(米) コンピュータ・サイエンス専攻 留学
2012年 Microsoft Research Asia インターンシップ
金井 崇
東京大学大学院総合文化研究科准教授。同大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修了。博士(工学)。慶應義塾大学環境情報学部専任講師、理化学研究所研究員を経て、2006年より現職。
《講師からのメッセージ》
金井 崇
東京大学大学院総合文化研究科准教授。同大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻修了。博士(工学)。慶應義塾大学環境情報学部専任講師、理化学研究所研究員を経て、2006年より現職。
《講師からのメッセージ》
栗山 繁
1987年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了,工博.1988年日本IBM 東京基礎研究所,1994年広島市立大学 情報科学部助教授,1998年豊橋技術科学大学 情報工学系助教授, 2005年より同教授.2005年より2009年まで産総研 デジタルヒューマン研究センター可視化チーム長[兼任].
《講師からのメッセージ》
栗山 繁
1987年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了,工博.1988年日本IBM 東京基礎研究所,1994年広島市立大学 情報科学部助教授,1998年豊橋技術科学大学 情報工学系助教授, 2005年より同教授.2005年より2009年まで産総研 デジタルヒューマン研究センター可視化チーム長[兼任].