・2011/2/3 IANAでIPv4在庫枯渇
・2011/4/15 APNICでIPv4在庫枯渇
・2011/4/18 KDDI auひかりでIPv6サービス開始
・2011/6/1 NTT東西 フレッツ光ネクストでIPv6 PPPoE接続の提供開始
・2011/6/8 FacebookやGoogleが参加するWorld IPv6 Dayを実施
・2011/7/21 NTT東西 フレッツ光ネクストでIPv6 IPoE接続の提供開始
・2011/8 KDDI スマートフォンがプライベートIPv4へ移行
CEDEC 2011の開催日までにこれらの大きな動きがあったが、ゲーム業界全体でどう対応していくかの指標が示されていない。また、コンテンツプロバイダー側では、何をしたら良いのか分かっていない。ゲームサーバ側でどのようなIPv6対応が必要なのか?クライアント側のSDKやAPIに変更があるのか、どのようなテストを行う必要があるのか。
そこで、IPv4枯渇やIPv6の導入に際して、各社・各レイヤーでの対応方法やスケジュールをご紹介いただき、比較することで何か問題点や課題が見えてくると思われる。この点についてパネラーや会場参加者と意見交換を行う。
講演者プロフィール
佐藤 良
1972年生まれ。
1997年 東京理科大学大学院工学研究科修了後、電機メーカーにて高可用性システムのSE、Bluetoothを用いた端末遠隔操作の研究、IPv6の社内導入に携わる。
2003年 入社。現在は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントにて、オンラインゲームのネットワーク技術開発、特にNAT越えアルゴリズム、BitTorrentシステムの開発に従事。
2008年 JANOG22でNAT越え技術について講演。
2009年 CEDEC2009で大容量データ配信について講演。
《講師からのメッセージ》
IPv4アドレスが枯渇した今年は、IPv6元年と呼ばれるインターネットの大きな節目です。ネットワークサービスを開発・提供する我々として避けては通れない道です。
IPv4インターネット接続サービスは、徐々にグローバルではなくプライベートIPv4アドレスが配布されるようになり、いくつかの場面で品質が劣化してゆくでしょう。
今年のCEDECでは、IPv4とIPv6の両方とうまく付き合っていく方法を議論したいと思います。
さて、皆さんが開発しているオンラインゲームではIPv6を問題無くサポート出来るでしょうか?
安田 歩
須藤 吉公
1979年、生まれ。
1998年、高校卒業と共に上京し、いろいろ縁あって国産大型ルータのIPv6対応などに従事
2001年、大手ISPに転職も引き続きルータのファームウェア作成に勤しむ。主にRoutingProtocolの実装に従事。
2008年、グリー株式会社に転職。ネットワーク、データセンタ設計、サーバ選定などインフラ周りの設計に従事。現在に至る
吉野 純平
2008年3月筑波大学大学院システム情報工学研究科を修了。2008年4月株式会社ミクシィに入社。ミクシィをマルチホーム化し、その運用他を担当。interop2009講演、web+db press vol.51執筆、第4回IPv6オペレーションズフォーラムにて講演、web+db press vol.64執筆。