ゲーム開発に携わる多くの方々がGDC, SIGGRAPH などの海外カンファレンスに参加されていることと思います。しかし、忙しすぎてトレースしているのはこの2つぐらいという方々も多いのではないでしょうか。
一方でゲームは驚くほど多様な技術分野を統合して製品開発が成立します。単にコンピュータグラフィクスのみならず、人工知能やVR、さらにはAR等を含むユーザインターフェース技術など、次世代までも視野に入れると実に様々な技術分野に注意を払っておく必要がありそうです。
本セッションでは各分野の第一線の研究者にお集まりいただき、ゲーム開発に関連の深い国内外の学会について、その研究動向やキーパーソン、そこから有用な情報を引き出すためのリテラシーのノウハウなど、様々な側面からアカデミック分野へのアクセス方法を解説いただきます。
講演者プロフィール
苗村 健
伊藤 毅志
1994年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻博士課程修了(工学博士)、1994年電気通信大学電気通信学部情報工学科助手、2007年同助教、思考ゲームの認知科学的研究に従事。コンピュータ将棋協会理事。著書に「先を読む頭脳」(新潮社)他。
福地 健太郎
2000年東京工業大学大学院情報理工学研究科修士課程修了,2006年博士号取得。
2004年より電気通信大学情報システム学研究科助教。
2008年より現職。
リアルタイム動画像処理ソフト「EffecTV」,人体形状センサを応用した多人数向けテーブルトップゲーム「Marble Market」,レーザーポインタを使ったステージパフォーマンス用ソフト「Laser Trail Tracker」などを発表。
ユーザーインタフェースやエンタテインメント応用,音楽・映像分野との協調に興味を持つ。
ACM,情報処理学会各会員.2002年FIT 船井ベストペーパー賞受賞。
津田 順平
1993年コーエー入社。3Dツール等の開発を経て現在はCG、AI、シミュレーションなどに関連した社内ライブラリの開発業務に従事。