ゲームAIにおける産学連携戦略の10年

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日時:
2009年09月01日(火)17時50分〜18時50分
受講スキル:
特にありません。ゲームAIに限らず研究開発の戦略全般について関心のある方の参加を歓迎します。
受講者が得られるであろう知見:
研究機関での人材育成は10年後を見据えた長期的な戦略のもとに進められます。その一方で、各地の専門家が越境参入し短期間で急速に発展する研究分野もあり ます。 本セッションでは、ゲームAIという活発な研究開発シーンのレビューに加え、人材開発も含めた長期的な戦略に触れることで、将来のゲーム研究開発に ついての展望を得ることが期待されます。
セッションの内容

ゲームAI分野の歩みを、学術セクターと産業セクターとの越境と連携という観点から振りかえります。
まず世界の代表的なゲーム研究開発拠点がどのようなビジョンとリーダーシップのもとで形成されたのかをたどります。
このゲーム研究の諸領域の中でも、ゲームAIは短期間で産学にまたがるコミュニティが形成され、大学の教科書も整備された急進的な領域です。
海外の代表的な事例に注目することは、日本の強みを生かした独自の連携を目指す上でも示唆を与えるものとなるでしょう。


講演資料

  • AC38.pdf

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講演者プロフィール

山根 信二

山根 信二
所属 : 青山学院大学
役職 : HiRC 客員研究員

東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。
民間企業勤務後、岩手県立大学、国際大学GLOCOMなどを経て現職。
DiGRA2007(3rd Digital Games Research Conference 2007)組織委員。日本デジタルゲーム学会、IEEE-CS, 情報処理学会, CPSR会員。
ゲーム研究におけるコンピュータサイエンスの課題、サイバーセキュリティ、VLE(仮想学習環境)に関心を持つ。

講師からのメッセージ

ゲーム研究開発はこの10年間で大きく発展し,強力なリーダーシップのもとで世界各地に研究拠点が形成されました.その一方で、研究リーダーたちのビジョンとは異なるところからボトムアップで進化をとげた分野も現れました。ゲームAIを通じて、ゲーム研究開発を長期的なビジョンと短期的な成長の両方から考えてみたいと思います。