ゲーム業界は、他のソフトウェア業界よりも『プロジェクトの進め方』があまり表に出てきていないと感じます。
どんどん複雑になるプロダクト開発に対して、状況に適応し、打ち勝つための選択肢が少ないと、問題が生じた時の有効な対策が立て辛くなり、ソフトウェア開発の難易度はどんどん高くなっていきます。
近年、スクラムは良く知られきましたが、スクラムが適応しにくい状況や、それ以外の選択肢の方が適切なケースも多いのではないでしょうか?
CEDEC という場を通して、ゲーム業界における『プロジェクトの進め方』について洗い直し、どう考えるべきかを検討したいと考えます。
今回は「ラウンドテーブル」形式で、幅広い立場の方々と議論していければと思います。
下記のテーマ別で分かれてディスカッションを予定しています。
・開発プロセスの選定ってどうしてる?
プロセスの種類、選択基準、評価
・技術的改善のために何を導入してる?
TDD、自動化、タスク管理など
・プロジェクトでの役割とか関わり方とかどうしたらうまく進む?
開発プロセスの管理者、責任や権限、組織との関係
講演者プロフィール
田口 昌宏
1995年にゲーム業界に飛び込み、プログラマとして奮闘。もっと良いプロダクトを作りたくて自分のプログラミングスキルを磨くも、個人のスキルアップよりチーム力を向上した方が良いプロダクトが作れることに気付き、アジャイル開発の導入に取り組む。
幅広い分野の開発を経験し、ハイエンド開発にてテクニカルディレクタを担当したのち、現在はソーシャルゲーム業界で開発現場の支援を中心に活動。
主なコミュニティ活動は、スクラム道、スクラム道関西など。認定スクラムマスター。
《講師からのメッセージ》
松元 健
ソウルキャリバーシリーズを中心に、業務用・家庭用・携帯ハードでの開発経験を12年程度持つ。
また、プロジェクトでの様々な開発プラクティスの実践を経て、支援役として社内コーチにシフトし4年程度の経験を持つ。
現在は経営企画としての側面を活かし、組織と人材の両面についてチェンジエージェントとして活躍している。
《講師からのメッセージ》
今給黎 隆
業界歴16年。3年前にソーシャルアプリ運営に行き、新人研修、PRを経て、現在はハイエンド系を開発中。
CEDECの過去の講演は、「Scrum Boot Camp in CEDEC 2012」。
所属コミュニティは、スクラム道。認定スクラムマスター。
《講師からのメッセージ》