リハビリ支援ゲームはそれを観察している人にどのような効果をもたらすか~脳科学的側面からのアプローチ~

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日時:
2013年08月21日(水)
形式: インタラクティブセッション
受講スキル:
シリアスゲームの基礎知識。脳科学に関する基礎知識。
受講者が得られるであろう知見:
シリアスゲームの影響を脳科学的に検証した結果について。
セッションの内容

シリアスゲーム(SG)とは、デジタルゲームを娯楽以外の目的で開発したものであり、近年その活用が注目されている。筆者らは動機付けが困難であるとされ ている起立-着席運動を支援するためのSGを研究に用いた。医療分野では科学的根拠に基づいた利用が求められているが、SGの利用が及ぼす影響を科学的に 検証した事例は少ない。そのため、SGを用いて起立-着席運動を行っている様子を観察している人に対して動機付け等の影響があるのかどうかを検証した。そ こで、ミラーニューロンシステムと呼ばれる他人の感情の理解や共感に関わっていると言われている脳部位の活動を指標に用いることで、SGを用いた起立-着 席運動の観察が動機付け等に及ぼす影響を検討した。その結果、動機付けの効果の可能性が示唆された。


講演資料

  • C13_110.pptx

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講演者プロフィール

石田祥悟

石田祥悟
所属 : 九州大学大学院
役職 : 統合新領域学府ユーザー感性学専攻<br>修士

共同研究者


林田健太 特定医療法人順和長尾病院
松隈浩之 九州大学大学院芸術工学研究院デザインストラテジー部門
樋口重和(指導教官) 九州大学大学院芸術工学研究院デザイン人間科学部門