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日時:
2007年09月26日(水)14時50分〜16時10分
形式: レギュラーセッション
受講スキル:
特になし。
セッションの内容
現在のコンピュータで何か作業を行うには、ユーザがメニューやボタンで細かく動作を指示しなければならない。このような操作方法は、ユーザが本来対象としている作業に集中することを防げ、特に創造的な活動を阻害していると考えられる。このような問題を解決するため、我々は、コンピュータがユーザのしたい作業内容を理解し、必要な支援を(ユーザからの細かい操作を待たずに)適切に提供するようなインタフェースの開発を行っている。本講演では、そのようなシステムの例をいくつか紹介する。具体的には、電子ホワイトボードシステム、手書きスケッチによる3次元モデリングシステム、自動ズーミングインタフェース、2次元の絵を直感的に操作するためのインタフェースなどについて紹介する。
講演者プロフィール
五十嵐健夫
所属 : 東京大学
役職 : 大学院情報理工学系研究科 准教授
2000年、東京大学大学院においてユーザインタフェースに関する研究により
博士号(工学)取得。その後2年間、米ブラウン大学において博士研究員として
研究活動に従事し、2002年3月に東京大学大学院情報理工学研究科講師就任、
2005年8月より同助教授。IBM科学賞、文部省若手科学者賞、
ACM SIGGRAPH Significant New Researcher Award, Karayanagi Prize
in Computer Science 等受賞。
ユーザインタフェース、特に、インタラクティブコンピュータグラフィクスに
関する研究に取り組んでいる。