インパルスベースのお手軽剛体シミュレーション実装

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日時:
1970年01月01日(木)
形式: インタラクティブ
受講スキル:
行列・ベクトルの基本的な演算知識、力を適用した際の剛体の積分計算(位置、速度、姿勢の更新)の方法、コリジョンの基本的な知識
受講者が得られるであろう知見:
挙動安定化を含む剛体シミュレーションの計算方法 ライトな剛体エンジン実装への手ごたえ
セッションの内容

本講演では、剛体の物理挙動(衝突応答)をインパルスを計算・適用することで解決する手法について述べる。積分処理は基本的なオイラー法を前提とし、コリジョンシステムにより毎フレーム生成される衝突点は衝突ペアごとに1点だけ、という比較的単純な制約の上で動作する剛体エンジンの実装を目的とし、扱う手法の簡潔さと合わせて、理論の把握だけでなく実装への確かな手ごたえを掴めることが本公演の最大の特徴である。


講演資料

  • interactive_rigidbody_cedec2011.pdf

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講演者プロフィール

小林 弘幸

小林 弘幸
所属 : 株式会社バンダイナムコゲームス
役職 : 開発スタジオ P&Sディビジョン プログラム2部 先行開発2課 <br/> プログラマ

2007年に株式会社バンダイナムコゲームスに入社。ツールプログラマとしてツール環境のサポート・作成を担当。その後ゲームプログラマとして3DSのタイトルでエフェクト・シェーダ類を実装。現在はPlayStation Vita向けのタイトル開発に従事。

業務の傍ら独学で物理エンジンの実装手法を研究。社内で物理シミュレーションの勉強会を開催。


《講師からのメッセージ》


剛体シミュレーションの理論は難しいという印象を持たれがちですが、そこまで複雑ではない実装手法も存在し、良好な挙動を得ることが可能です。このインタラクティブセッションでは、そのような手法をシミュレーションのデモ動画やサンプルプログラムの実行を交えながらご紹介いたします。