奇抜なアイディアの収束的パッケージング手法 ~『タッチ!ダブルペンスポーツ』の開発事例~

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日時:
2011年09月07日(水)14時50分〜15時50分
形式: セッション(60分)
受講スキル:
・ゲーム全体のデザイン構成を提案、調整する人 ・ゲーム全体の構成を考えたり、全体を通してのUI検討をしたことがある人 ・既存の枠組みにとらわれないアイディアのゲーム企画を考えようと思っている人
受講者が得られるであろう知見:
奇抜なゲームアイディアを、DS・3DSの2画面を活かしたUIレイアウトを含めてお客さんに伝わりやすいゲーム構成でまとめるための構成手法の検討の仕方の提示と、そこから検証できる課題などの共有。
セッションの内容

2009年にCEDECにて行ったセッション「ノスタルジックなゲームの現代的パッケージング手法」でご紹介した手法をベースに、よりシンプル且つ効果的にゲームアイディアをパッケージングする手法に「タッチ!ダブルペンスポーツ(for Nintendo3DS)」でトライ致しました。“両手でスポーツ”というゲームジャンルが示す通り、奇抜なプレイスタイルをアイディアの核とするゲーム内容を、如何にして1つのゲームパッケージにまとめたか…というゲーム開発の経緯とゲームの全体構成をまとめる段取りを、開発当時のゲームフロー資料と共にご紹介致します。


講演資料

  • C11_P0074.zip

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講演者プロフィール

鈴井 匡伸

鈴井 匡伸
所属 : 有限会社インディーズゼロ
役職 : 代表取締役

ゲームデザイナー。1973年2月生、38歳、O型。
滋賀県北大路中学校3年の秋、両親の転勤でアメリカの高校へ進学。
この時、言葉は通じなくても「ニンテンドー」は通じ、日本のゲームの偉大さを知る。

高校卒業後に帰国し、社会学を学ぶため法政大学に入学。
学生時代に任天堂電通ゲームセミナーへの参加を経て、株式会社バンダイ入社。
退職後、インディーズゼロを設立。今年4月に創立15年目を迎えた。

制作に関わったソフトとして「タッチ!ダブルペンスポーツ」の他に、
「千年家族」「エレクトロプランクトン」「しゃべる!DSお料理ナビ」シリーズ、
「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」シリーズなどがある。

現在は最新作「シアトリズム ファイナルファンタジー」の制作に参加中。

CEDECでの講演は、2009年のセッション、
「ノスタルジックなゲームの現代的パッケージング手法
~『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』の開発事例~」に続いての2度目。


《講師からのメッセージ》


ダブルペンスポーツを遊んだことのない方でも、是非ご参加ください!
ゲーム全般のUIデザインや、画面構成を作り上げた過程を
実際の開発資料を使ってご紹介いたします。
インディーズゼロでは、設立当初から「構成とパッケージング手法」、
それにマッチした「UIデザイン」に強いこだわりを持ってゲーム開発に取り組んできました。
特別なワークフローとは思いませんが、我々なりの真剣な取り組みの一端を
このセッションを通して皆様と共有できればと思います。

岡安 司

岡安 司
所属 : 有限会社インディーズゼロ
役職 : プランナー

ゲームプランナー。1988年7月生、23歳、O型。

アミューズメントメディア総合学院ゲーム企画ディレクター学科在学中の2009年、
第1回福岡ゲームコンテストのPCゲーム部門にてチーム制作「パクト」入賞。
卒業後、2009年春にインディーズゼロ入社。

「タッチ!ダブルペンスポーツ」には企画の立ち上げから参加し、
主に収録競技のバスケットボール、ボクシング、タッチエクササイズなどを担当。

現在は新規タイトルの開発に携わり、多岐に渡るゲーム仕様作成を担当する。