2009年にCEDECにて行ったセッション「ノスタルジックなゲームの現代的パッケージング手法」でご紹介した手法をベースに、よりシンプル且つ効果的にゲームアイディアをパッケージングする手法に「タッチ!ダブルペンスポーツ(for Nintendo3DS)」でトライ致しました。“両手でスポーツ”というゲームジャンルが示す通り、奇抜なプレイスタイルをアイディアの核とするゲーム内容を、如何にして1つのゲームパッケージにまとめたか…というゲーム開発の経緯とゲームの全体構成をまとめる段取りを、開発当時のゲームフロー資料と共にご紹介致します。
講演者プロフィール
鈴井 匡伸
ゲームデザイナー。1973年2月生、38歳、O型。
滋賀県北大路中学校3年の秋、両親の転勤でアメリカの高校へ進学。
この時、言葉は通じなくても「ニンテンドー」は通じ、日本のゲームの偉大さを知る。
高校卒業後に帰国し、社会学を学ぶため法政大学に入学。
学生時代に任天堂電通ゲームセミナーへの参加を経て、株式会社バンダイ入社。
退職後、インディーズゼロを設立。今年4月に創立15年目を迎えた。
制作に関わったソフトとして「タッチ!ダブルペンスポーツ」の他に、
「千年家族」「エレクトロプランクトン」「しゃべる!DSお料理ナビ」シリーズ、
「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」シリーズなどがある。
現在は最新作「シアトリズム ファイナルファンタジー」の制作に参加中。
CEDECでの講演は、2009年のセッション、
「ノスタルジックなゲームの現代的パッケージング手法
~『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』の開発事例~」に続いての2度目。
《講師からのメッセージ》
岡安 司
ゲームプランナー。1988年7月生、23歳、O型。
アミューズメントメディア総合学院ゲーム企画ディレクター学科在学中の2009年、
第1回福岡ゲームコンテストのPCゲーム部門にてチーム制作「パクト」入賞。
卒業後、2009年春にインディーズゼロ入社。
「タッチ!ダブルペンスポーツ」には企画の立ち上げから参加し、
主に収録競技のバスケットボール、ボクシング、タッチエクササイズなどを担当。
現在は新規タイトルの開発に携わり、多岐に渡るゲーム仕様作成を担当する。