日本のゲームにみる欧州版開発の事後検証:プロセスのスピードアップ・簡略化・ワークフロー

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日時:
2011年09月06日(火)17時50分〜18時50分
形式: ショートセッション(30分)
受講スキル:
- 欧州市場向けゲーム開発やローカライズの経験 <br />- プロジェクトマネジメントや版権管理の基礎的な知識
受講者が得られるであろう知見:
- 多言語タイトルにおける効率的なローカライズ手法や、開発パイプラインのあり方 <br />- 各プレイヤーの役割や、それぞれが連携して動くことの意義
セッションの内容

本セッションでは、日本の有名な漫画を原作にした、ニンテンドー3DS向けゲームソフトの多言語開発について議論します。本作では当初から世界展開を見据 えて、日本語版+5カ国語(英仏独伊西)の多言語開発が行われました。欧州での3DS発売を念頭におくタイトなスケジュールの下で、開発に携わった各プレ イヤー(開発会社・国内パブリシャー・海外パブリシャー・ローカライズ会社・原作側)が、それぞれどのような役割を果たし、どのような連携をとって納期短 縮を進めたのか、全容を振り返ります。ローカライズを進める中でどのような難関に合い、どのような打開方を見出し、海外版をタイムリーに仕上げるために ゲームのどこを調整したのかなどについて細かく解説します。


講演資料

  • C11_PK0015.pptx

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講演者プロフィール

ジャイメ・カルボナーラ

ジャイメ・カルボナーラ
所属 : バースデーソング音楽出版
役職 : Windward ローカライズ事業部<br/>プロジェクトマネージャー

イタリア・ナポリ東洋大学「日本語と日本文化」学部を卒業し、2005年に日本文部科学省提供奨学金を取得。研究生として東京大学入学(2006年~2008年)。研究の目的:平賀源内の著作のイタリア語への翻訳、およびそれらの論評と批判的な分析。
以後、日本のエンターテインメント文化の海外紹介に励み、様々なゲームのローカライズ(日伊、英伊)に取り組む(ポケモン ブラック・ポケモン ホワイト、ポケモンレンジャー3、ナルトシリーズなど)。
現在は株式会社バースデーソング音楽出版Windwardゲームローカライズ事業部でプロジェクトマネージャー・翻訳者として在籍。