携帯電話によるゲームは年々増え続けていますが、まだまだネットワークを使った大規模なゲームは少ないように思われます。その理由は多々あるとは思いますが、まず、必要な技術などの情報が少なく、見通しを立てづらいという点が挙げられるのではないでしょうか?そこで、弊社の携帯電話向けゲーム総合サイト「携帯ゲーム百選」にて配信しております「カルドセプトモバイル」という、携帯電話を使ったネットワーク対戦型カードゲームを例に、実際の制作の上で発生した問題点、及びその解法を紹介します。また、携帯電話向けネットワークゲームの現状や、実際の運営に関する情報、今後の展望などについてもお話しさせていただく予定です。
講演者プロフィール
荻野 洋
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主にコンシューマーゲーム業界において、スーパーファミコン、サターン、プレイステーション、プレイステーション2など、様々なプラットホームでのゲーム開発に携わり、2005年ドワンゴに入社。以降、ゲーム開発の技術を生かして、携帯電話のゲーム開発に従事する。
受講者へのPR・メッセージ
携帯電話でゲームを遊ぶ、という事が一般的になってきました。冷静に考えると、何故電話でゲームなんかするんだろう、と思ったりもするわけですが、ユーザーは「より充実した形で日々の空いた時間を埋めたい」と、考えており、そのデバイスとして、常に携帯している携帯電話が選ばれているのではないかと考えます。端的に言えば、「暇潰し」に便利なアイテムが、たまたま携帯電話であった、という事ではないでしょうか。そこで、作り手としてユーザーに究極の暇潰しの手段を与えていければ、それはそれで価値のある事なのではないだろうか……と、日々考えております。
田巻 敏直
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コンシューマーゲーム業界にて、ゲームボーイアドバンス用ソフト開発及びケータイアプリ開発を経て、2004年ドワンゴ入社。以降、ケータイアプリの企画、開発に取り組んでいる。