ゲーム業界各社の現場で活躍されている3名のアーティストに、フォトショップのみを使ったペイントを、2010年7月に実演頂きました。その制作風景をノーカットで収録し、ニコニコ動画”CEDECチャンネル”にて配信しています。本セッションは、司会者1名、アーティスト3名によるパネルディスカッションです。お互いのペイントのダイジェスト映像を中心に、それぞれの技術について見所をピックアップし、コツや裏技を皆様にご紹介してゆきます。
講演者プロフィール
栃谷 宗央
1998年9月アドビシステムズ入社。マーケティング部に所属し、生誕20周年のPhotoshop製品担当として活動中。
《講師からのメッセージ》
私自身がゲームやコミックが個人的趣味の中心世代であり、会社の担当製品を「利用」して、様々なゲーム会社や作家さんとお会いする機会がありました。本セッションは仕事と趣味の丁度中間でありながら、今までお会いしたPhotoshop筆使いの方々の中でも選りすぐり「スゴ技」をもった皆さんが出演されます。
私自身も受講者の立場で聞いてみたいことを講演者に鋭くツッコミしたいと思います。短い時間ですが、楽しく勉強になる時間が過ごせれば嬉しいです。ぜひ同僚やお友達をお誘いの上、ご来場ください!
奧村 大悟
テイルズオブシリーズのビジュアルデザインを主に担当しています。
昨年はエレメントハンターのキャラクターデザイン等を担当しました。
《講師からのメッセージ》
今回行ったペイントは、ゲームグラフィック製作の新人研修や専門学校の教材に使えるような内容を目指してみました。
多くの若い人にコンセプトアートに興味を持ってもらえたらと思います。
仁木 健二
2004年株式会社スクウェア・エニックス入社。
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズ(リング・オブ・フェイト、クリスタルベアラー)において、背景アートデザインを担当。
亀井 亮太
1992年(株)コーエー入社。CG部所属。
「信長の野望」、「三國志」シリーズを中心に担当。特に武将の2DCGに関しての統括を行っている。
《講師からのメッセージ》
ドット絵のころからずっと2Dを描いてきました。
キャラクターを描くことは大好きですが、実在した歴史上の人物をキャラクターとして表現することに責任も感じています。今まで信長シリーズだけでも膨大な数のキャラクターを作ってきましたが、社外に向けて製作工程を紹介することはほとんどありませんでした。今回このような機会を頂いて、工程の一部を見ていただくことになり、大変光栄に思っております。
皆様の制作活動に何らかの形で貢献できれば幸せです。