近年、SNSやオンラインコミュニティ等における炎上リスクの高まりにより、ビジネスの持続的な成長においてユーザーの安心・安全を守る「社会的品質」の重要性が増しています。しかし、この「社会的品質」に関する情報発信は少なく、具体的な事例やベストプラクティスを学ぶ機会も限られています。
本セッションでは、ガイドライン違反やBANリスクの軽減、炎上リスクへの対策、そして社会的状況の変化に応じた品質観点の導入方法など、「社会的品質」への具体的な取り組みをご紹介します。
ゲームの開発や運営に携わる皆様にとって、品質向上とビジネス成長のヒントになれば幸いです。
講演者プロフィール
花房 輝鑑

2001年にパブリッシャーの内部品管で初めてゲームデバッグに従事して以降、ゲームと非ゲームを行き来し、またテスト会社や内部品管などで現在まで一貫してテストに携わり、約20年で100以上のタイトルやプロジェクトに関わる。ゲーム業界の古くからの文化的な「ゲームデバッグ」と体系的な「ソフトウェアテスト」、現場のマネージャーから組織運営管理まで幅広く経験。JSTQB Advanced Level TestManager、IT検証技術者認定試験(IVEC)エバンジェリストなどを保有。著書「ゲームをテストする バグのないゲームを支える知識と手法」(翔泳社)。
《講演者からのメッセージ》
近年、SNSやオンラインコミュニティ等における炎上リスクの高まりにより、ビジネスの持続的な成長においてユーザーの安心・安全を守る「社会的品質」の重要性が増しています。しかし、この「社会的品質」に関する情報発信は少なく、具体的な事例やベストプラクティスを学ぶ機会も限られています。
本セッションでは、ガイドライン違反やBANリスクの軽減、炎上リスクへの対策、そして社会的状況の変化に応じた品質観点の導入方法など、「社会的品質」への具体的な取り組みを紹介させていただきます。ゲームの開発や運営に携わる皆様にとって品質向上やビジネス成長のヒントになれば幸いです。
林 丈二

20年以上にわたり、様々なプラットフォームにおいてゲーム領域のQAとして従事。いちテスターからQAチームのマネジメントまでコツコツとキャリアを積み重ね、関わったゲームは50タイトル以上。
現在はApple/Googleのガイドライン観点での審査や、サービスに内在するレピュテーションリスクを審査するチームにて、DeNAという組織全体のリスク回避などを担っています。
《講演者からのメッセージ》
ガイドライン違反やBANリスク、レピュテーションリスクに対し、どのような取り組みを実施しているかを紹介します。
この講演を通じて、より多くの方々にとって参考となる知見を提供できれば幸いです。
小貝 壽惠子

現在までにゲームやサービスの倫理校正業務を過去約80タイトル担当。文章や画像の表現内容をチェックし、誤字脱字の指摘や倫理的観点に基づくフィードバックを行うことで、作品のクオリティ向上とリスク回避に貢献。
また、CEROレーティングやAppStore・GooglePlayの規準を基に適切な表現を提案し、炎上リスクやリジェクトリスクを軽減する調整業務も。社内向けに倫理チェックのガイドラインやクレーム防止フローを作成することで、スムーズな開発サポートを目指しています。
《講演者からのメッセージ》
現代社会では、IT技術の進歩により情報の発信が容易になる一方、企業に対する批判が瞬く間に拡散される“炎上”リスクも高まっています。炎上は企業にとって、信頼の低下や経済的損失、ブランド価値の毀損など、多大な影響を及ぼしかねない重大な課題です。本講演にて、より安全で信頼されるコンテンツ制作に役立つ視点をお届けできればと思います。