AIエンジニアを雇えない小規模スタジオでも戦える!ゲーム開発AI活用戦略と事例

タグ:
日時:
2025年07月24日(木)13時40分〜14時40分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
基本的なAIツール(chatGPTなど)の使用経験があるクリエイター。 ゲーム開発にAIを活用することに興味があるゲームクリエイター(特にプランナー)
受講者が得られるであろう知見:
notion,Confluenceなど自社内のゲームプロジェクトの情報を取り入れつつ、AIツールを使ってドキュメント作成をしつつ、開発スピードと効率をアップさせる手法。 ちょうどよい落とし所を見つけながらゲーム開発にAIを用いる手法
セッションの内容

ゲーム開発に活用されつつあるAIですが、小規模スタジオには、以下の課題があると感じています。

- とりあえずチャットやテキスト生成としては使っているが、踏み込んだ活用はできていない
- それをやろうとするにも、高報酬のAIエンジニアを雇用できる予算とリソースの確保が難しい
- それでもなお、AIを活用する方法を模索してゲーム開発の効率化の波に追いついていく必要がある

この課題に対して、小規模ゲーム開発会社であるブラストエッジゲームズは、さまざまな既存のAI技術サービスを組み合わせながら、

まずはゲームプランナー業務(notionページ上に企画書作成、それに付随する仕様書作成)をAI技術を駆使して行う仕組みの構築と実践を、2024年から行いました。

具体的に言いますと、notion上に作成された知識情報(RAG)と、difyというAIアプリ開発に相性の良いツールを連携させて、仕様書作成と編集ワークフローの作り方を構築しました。その過程と、それによって生まれた今後の課題を講演させていただきます。

この講演はchatGPTの少し便利な使い方といった説明ではなく、既存のツールを使いつつも、その隙間は自社開発し、ゲーム開発会社が本気でAI活用に取り組んだ2歩3歩踏み込んだAI活用事例の説明講演となります。


講演資料

  • CEDEC2025AIエンジニアを雇えない小規模スタジオでも戦える!ゲーム開発AI活用戦略と事例 (2).pptx

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

清水佑輔

清水佑輔
所属 : 株式会社ブラストエッジゲームズ
役職 : 代表取締役

2003年よりゲーム開発の仕事を開始。
複数のゲーム会社にて、プログラマー、ゲームデザイン、レベルデザイン、ディレクション業務を経験。
2016年にブラストエッジゲームズを起業後、翌年、代表取締役に就任。
現在は、UnrealEngineを主体としたコンソールゲームの開発受託会社を経営しつつ、
自社初のコンソールインディゲーム【GOMAN -stuck in the avici hell-】の年内リリースに向けて活動中。

《講演者からのメッセージ》
CEDECで講演をさせていただくのは、実に10年ぶりとなります。
ゲーム業界の変化、ゲーム開発環境の変化、自分自身の変化、色々とありますが、逆に変わらないことも結構あると思っています。
今回講演させていただく「AIを活用したゲーム開発」というテーマは、その想いを形にするトピックとして、最適でありますので、お役に立てる知見にあわせて、ゲームクリエイターという仕事についての想いも、お話させていただけたらと思います。

共同研究・開発者

森本拓斗 (ブラストエッジゲームズプランナー、スクリプター)