本講演では、社内のゲーム開発効率化ツールを効果的に開発するためのプロセスや、全社的に利用してもらうための普及戦略について紹介します。
最初に少人数のチームで「シナリオ執筆支援ツール」「汎用的なオンラインストレージツール」「ローカライズ支援ツール」などの複数のツールを効果的に開発・運用するためのチーム構成、開発体制について説明します。 それに加え、「ローカライズ支援ツール」を例に7プロジェクトで利用されるまでの普及戦略を具体的に紹介します。
また、普段の業務ワークフローへの導入が難しいAIに関しても、「シナリオ執筆支援ツール」へAI監修機能を導入した事例を取り上げ、課題の洗い出しから導入までの流れを詳しく解説します。
これらの手法と事例を紹介することで、社内向けにゲーム開発効率化ツールの開発を行っている部署や、これからチームを立ち上げたいと考えている方々に非常に役立つ内容を共有します。
講演者プロフィール
諸葛泰鉉

2015年に株式会社Cygamesへ合流。 サーバーエンジニアとして「グランブルーファンタジー」の開発に携わる。
2018年後半から社内のゲーム開発効率化業務に従事し、社内で使用される複数のゲーム開発効率化Webサービスの開発・運用や、部署内のインフラ管理業務を担当している。
《講演者からのメッセージ》
「シナリオ執筆支援ツール」「ローカライズ支援ツール」などの、ゲーム開発効率化Webサービスを少人数チームが迅速なイテレーションで提供できる開発体制やプロセスの解説と全社へ普及させた戦略を紹介します。
また、AI技術を活用した「シナリオ執筆支援ツール」の導入事例を基に、一般的な課題の表出に関する内容に加えて、AI技術特有の導入時のハードルやそれを克服するための具体的な流れについても取り上げます。
これから支援ツールの導入や開発を検討している方々にとって非常に役立つ情報を提供しますので、ぜひご視聴ください。