ここ数年で LLM (大規模言語モデル) の機能は急速に高まり、平易な日本語で質問を投げかけても、だいたいのことは、正しく回答してくれるようになりました。 そのため、この夢のようなテクノロジーをツールに組み込めばなんでも意図通りにこなせる魔法の杖のようなツールが簡単に作れる…と考えている人は多いんじゃないでしょうか?
しかし、実際の現場で使えるレベルのツールを開発してみると様々な難しさがありました。
本セッションでは、弊社が開発を担当している LLM を利用した自動テストソリューション「Playable!Mobile」の開発を通じて得られた LLM をプログラムに組み込む際の現場ならではのノウハウを共有します。
「次々と出てくる新しいモデルに対応したい」、「コストダウンしたい」、「画像を利用したい」などの要望/課題に Playable!Mobile ではどう対応し、どう解決してきたかについて、具体的にお話しします。
講演者プロフィール
岡島 学

20数年前にゲーム業界に入ってから、ゲーム機や SDK、ミドルウェアの開発、ゲーム開発の技術サポートなどゲームソフトの開発以外を色々と担当。
2018年からモリカトロン株式会社にて AI 技術を利用した QA の自動化・効率化の研究・開発に従事。
2020年からは自動テストソリューション「Playable!」の設計・開発を担当。
《講演者からのメッセージ》
今回のセッションでは、日夜 SNS に投下される「LLM ってこんなにすごいんだよ」・・・ではなく、実際に LLM を活用したツールを1年以上開発して得られた
あまりキラキラしていないノウハウをお伝えしたいと考えています。
甘口の、深い知識を必要としない内容を心がけますので、生成AIの利用に興味のある方は是非お気軽にご参加ください。