Unity Graphics Test Frameworkを使ったビジュアルリグレッションテスト

タグ:
日時:
2025年07月22日(火)18時30分〜18時55分
形式: ショートセッション(25分)
プラットフォーム: モバイル
受講スキル:
グラフィックス表現のテスト方法に興味がある方、自動テストに興味がある方。
受講者が得られるであろう知見:
Unity Graphics Test Frameworkを利用する際の落とし穴と回避方法、ビジュアルリグレッションテストを導入する効果
セッションの内容

ビジュアルリグレッションテストしていますか?
「シェーダーの最適化をしてみると一見問題なさそうに見えたけど、特定のケースで見た目が大きく破綻してしまった」とか「Unityのバージョンアップをすると、どこかのシーンで見た目が破綻してしまった」なんて経験ないでしょうか?
Unityではシェーダーバリアントの有無によって多数のバリエーションのシェーダーが作られています。また、Unityのバージョンアップによって動作が変わってしまうというケースも存在します。
このような膨大なケースをすべて人の目で確認していくというのはとてもコストがかかります。

ビジュアルリグレッションテストとはテスト実行時にスクリーンショットを撮影し、正常な実行時に撮影しておいたスクリーンショットと比較して合否を判断するテストです。
また、Unity Graphics Test Frameworkはこのテストをサポートしてくれるフレームワークです。

私の所属しているSGEコア技術本部ではエフェクトシェーダーのNova Shaderや統合スタイライズドレンダリングシステムのSiriusといった多機能なレンダリング基盤を開発しています。
これらの基盤の開発を行っており、これらの問題の軽減のためにUnity Graphics Test Frameworkの導入を行いました。

Unity Graphics Test Frameworkはこれらの基盤の開発に大きく貢献してくれました。

このセッションでは弊社で取り組んだUnity Graphics Test Frameworkの導入/運用の事例についてお話しします。


講演資料

  • Unity Graphics Test Frameworkを使ったビジュアルリグレッションテスト.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

清原 隆行

清原 隆行
所属 : 株式会社サイバーエージェント
部署 : SGEコア技術本部
役職 : グラフィックスチーム責任者

大阪のゲームデベロッパーで13年間勤務し、主にコンソールゲーム機で国内、海外のゲーム開発に携わったのち、ゲームクリエイター育成の専門学校に転職し6年間ほど後進の育成に努めた。その講師時代に「HLSLシェーダーの魔導書」を執筆。
現在は株式会社サイバーエージェント ゲーム・エンターテイメント事業部のSGEコア技術本部(コアテク)にて、Unityのグラフィックスエンジニアとして従事。

《講演者からのメッセージ》
UnityのGraphics Test Frameworkを利用したビジュアルリグレッションテストを社内のグラフィックス基盤、プロジェクトで活用した事例についてご紹介します。

共同研究・開発者

張 煜冰(株式会社サイバーエージェント)
畳 悠樹(株式会社サイバーエージェント)
長谷川 孝二(ハブシステムズ有限会社/ 株式会社サイバーエージェント)