QualiArtsではこれまでに多くのUnity製のモバイルゲームをリリースしてきました。
それらを安定して開発するために重要な役割を果たしてきたのが社内基盤ライブラリです。
社内基盤ライブラリは、Unityでのゲーム開発で共通して必要な機能を再利用可能な形で提供するものであり、QualiArtsでは数多くの基盤が開発されてきました。
基盤の存在により、プロジェクトごとにゼロから機能を開発しなければならない場面が減り、開発クオリティの再現性や開発効率の向上に寄与しています。
一方で、基盤の開発や活用には、基盤のクオリティ、浸透、属人化など、多くの課題が伴います。
それらの課題は一朝一夕で解決できるようなものではなく、会社の文化や価値観とも密接に関係してきます。
本セッションでは、QualiArtsではこれらの課題にどのように向き合い、効果的な基盤利用を達成しているのかを具体的に紹介します。
講演者プロフィール
田村 和範

2015年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
株式会社QualiArtsにて複数の新規モバイルゲーム開発に携わり、主にUI実装を担当。
現在は横断組織「開発推進室」の室長として、複数プロジェクトで利用可能な基盤やツールの開発、開発した仕組みのプロダクトへの導入、アプリビルドや自動テストなどの開発環境の整備に従事。
《講演者からのメッセージ》
今回の講演では、QualiArtsのモバイルゲーム開発を支える社内基盤について、その重要性と利点、開発・運用における課題と解決策を実例と共に詳しくご紹介します。
社内基盤がどのように機能するかは会社の文化や歴史などによって様々だと思いますが、基盤開発側もゲーム作り側も分かる立場からQualiArtsでの事例をお話できればと思います。