「ゲーム開発にMBAは役に立つのか?」
クリエイティブで変化の激しいゲーム業界において、そんな疑問を持つ方は少なくないでしょう。
欧米では経営者やマネージャーにとって必須とも言えるMBAですが、日本のゲーム業界ではその有用性がまだ十分に認識されていないのが現状です。
しかし、MBAを取るのは時間も費用も物凄くかかります。MBAの勉強している暇があったら、変化の激しい世の中に追いつけるような専門的な勉強をすべきという意見もあるかと思います。
そこで皆様の為に、私自身が名古屋商科大学のExecutive MBAコース(ハーバード式ケースメソッドを採用)を2年かけ、筆舌に尽くしがたい数々の苦労の末、3月末に修了してきました。そこで学んだ体験・経験をもとに、ゲーム開発におけるMBAの有用性・無用性について赤裸々に語ります。
私自身はアメリカで約15年キャリアを積み、6年前に日本に戻ってきましたが、このセッションを通じて日本のゲーム業界が欧米に負けないぐらい今後も発展し続けるためのヒントを少しでも紹介できればとも思っています。
そもそもMBAってなに?という方から、MBAに興味はあるものの、受講を迷っている方にもおすすめです。
講演者プロフィール
小保田 宏幸

東京工業大学情報工学科卒。株)ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)にエンジニアとして入社後、ソウルキャリバーシリーズやミスタードリラーの開発に携わる。5年後にシリコンバレーの支社に転勤。現地社員と共にパックマンシリーズやスプラッターハウス、鉄拳やFPSタイトルなどの開発をしつつ、日米の開発の技術リエゾンとして日本の開発チームと米国の開発チームの橋渡しを行う。現地開発部門の閉鎖に伴い、2014年よりUbisoft San Franciscoへ転職。RocksmithシリーズやSouth Parkを基にしたRPGのリードエンジニアとして、現地のエンジニアチームとUbisoft Osakaのエンジニアチームのマネージを担当。2018年にUbisoft OsakaのStudio Managerに就任。プロジェクトに参加しつつ、Ubisoft Osakaの魅力向上とAAA開発への対応を後押しする。3月に名古屋商科大学、経営学科にてExecutive Managementコースを修了。成績優良の証「Beta Gamma Sigma」を獲得。
《講演者からのメッセージ》
私のセッションに興味を持っていただきありがとうございます。ありがたいことに様々なユニークな経験をすることが出来ておりますので、少しでも何か日本のゲーム業界の発展の手助けができればと思います。会場で見かけましたら是非声をかけてください。久しぶりのCEDECで皆様にお会いできることを楽しみにしております!