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日時:
2024年08月23日(金)11時10分〜12時10分
形式: チュートリアル
受講スキル:
AI(特に、機械学習や自然言語処理)に関する前提知識は不要です。テキストを扱うAIや、そのゲーム応用に興味のある方、AIが変えるゲームデザインの可能性について興味のある方にわかりやすく解説します。
受講者が得られるであろう知見:
自然言語処理のゲームへの応用事例と、その将来性と課題についての知識が得られます。特に、ゲーム内のキャラクターを自律的に行動させることを可能とするLLMのエージェント利用に対する知識、他にも物語の自動生成技術や、PCGへの応用技術などの知識が得られます。
セッションの内容
本チュートリアルでは、スクウェア・エニックスAI部で、自然言語処理(テキストを扱うAI技術。NLPと略されます)の研究開発に携わるAIリサーチャーが、「近年の自然言語処理のゲームへの応用技術とその事例」について紹介します。2022年に公開されたChatGPTを皮切りに、Large Language Model(LLM)の開発競争が世界で激化してきました。本講演では、2024年夏までに行われてきた自然言語処理のゲームへの応用事例(特に、2023年以降に隆盛したLLMをゲーム内のエージェントとして使用する事例)と、LLMの動作機構の概論、LLMをゲーム上に組み込む方法などについて、機械学習や自然言語処理の知識の無い方々に向けた解説を行います。
講演者プロフィール
狩野 竜示
所属 : 株式会社スクウェア・エニックス
部署 : AI&エンジン開発ディビジョン
役職 : AIリサーチャー
2022年東京工業大学大学院工学院にて、自然言語処理の研究において、博士号(工学)を取得。2023年より株式会社スクウェア・エニックスにて、AIリサーチャーとして主に自然言語処理の活用を行う研究開発に従事。
《講演者からのメッセージ》
自然言語処理、特にLLMがゲーム開発やゲームデザインに与える影響についてご興味のある方は、是非本講演にいらしてください。
共同研究・開発者
三宅 陽一郎(株式会社スクウェア・エニックス)