累計10億ダウンロードを達成したカヤックのハイパーカジュアルゲームは、現在では多種多様なクリエイター達によって生み出されています。
2019年に有志が集い会社に内緒でつくりはじめたハイパーカジュアルゲームが、今では弊社ゲーム事業部の主軸を担うようになりました。
本講演ではハイパーカジュアルゲームの基本的な説明を踏まえながら、理論や感覚を他のメンバーへ伝授して「チームで勝つ」に至るまでの過程についてご説明します。
「世界中の人に遊んでもらえるゲームづくり」「"個性を活かす/殺さない"を考える」「クリエイター毎に異なるゲームへの向き合い方」といった内容についてお話したいと思います。
ハイパーカジュアルゲームをテーマの中心に据えつつ、ものづくりへの向き合い方やチームとクリエイターのあり方といった他分野にも通ずる部分にも目を向けられればと考えています。
「広告」「データドリブン」「テストマーケティング」といった現代的なゲームづくりである一方で、「工業化されたゲーム開発」による弊害といった負の面についても触れていきたいと思います。
講演者プロフィール
佐藤 宗
2012年株式会社カヤックに入社。
フロントエンドエンジニアとして、ソーシャルゲーム開発・運用に携わる。
2019年からハイパーカジュアルゲーム開発にディレクター兼エンジニアとして従事。
17カ国で無料ゲームランキング1位を獲得した「Park Master」では企画・ディレクション・実装を担当。
CEDEC2020に「世界で遊ばれるハイパーカジュアルゲームの作り方」で登壇。
2022年はゲーム事業部の事業部長に就任。
《講演者からのメッセージ》
「世界中の多くの人に遊んでもらえる」「少人数チームでコンパクトにつくってスピーディーに提供できる」「面白さを軸に最後まで勝負できる」ところがハイパーカジュアルゲームの魅力だと思っています。とても面白いゲーム開発です。
一方で、このゲーム開発ならでの難しさ苦悩などにも向き合って来ました。
日本ではメインストリームではない分野かと思いますが、「そんなゲームのつくりかたもあるんだ〜」といった感じで、カジュアルに聞きに来ていただければ幸いです。