言語と画像の両方を扱えるAIモデルを利用して、社内の画像検索を行う機能を構築したのでその紹介を行います。従来の画像検索では画像ごとにタグを付ける必要があり、タグ付けの手間がかかったり、タグの内容が担当者ごとに異なってしまうなどの問題点がありました。AI画像検索を導入することでタグを付けることなく、日本語で柔軟に画像検索を行うことができるようになりました。今回の発表ではAI画像検索を導入することになった経緯と、社内のリソース管理システムへの導入時の問題点と解決策について紹介します。またAI画像検索の発展系として、効果音、楽曲の検索に関しても導入を進めていますので、こちらについても紹介します。
講演者プロフィール
立福 寛
複数のゲーム会社でコンテンツパイプラインの構築、モバイルゲームの開発・運営などを担当。
2018年10月に株式会社Cygamesへ入社。2019年後半からAIの社内導入に取り組んでいる。
過去のCEDECの講演
・CEDEC2021「ゲーム制作効率化のためのAIによる画像認識・自然言語処理への取り組み」
・CEDEC2022「AIによる自然言語処理を活用したゲームシナリオの誤字検出への取り組み」
・CEDEC2023「AIによる自然言語処理・音声解析を用いたゲーム内会話パートの感情分析への取り組み」
《講演者からのメッセージ》
こちらの講演ではAIを用いた画像検索を行う機能の開発事例を紹介します。
楽曲・効果音の検索についても紹介しますので、AIを利用したリソース検索に興味のある方はぜひご視聴ください。