ゲーム開発にとってデバッグ環境は、製品のクオリティにも直結する重要な要素の1つです。
今回はFINAL FANTASY XVI開発のデバッグ環境のうち“GameSurvey”(※)をピックアップし、
導入しようとした経緯から機能の紹介、導入成果、実装の概要、ふりかえりまでを紹介します。
実際に導入したことで、職種を問わず多くの開発スタッフが活用し、開発・デバッグの効率を向上することができたので、
この講演をきっかけに「これならうちでもできる!」「こうすればもっといいものできそう!」に繋がれば幸いです。
きっかけはCEDEC2017のとある講演、それが始まりでした…
※GameSurveyとは
ゲーム空間上の座標に様々な情報を紐づけて活用する仕組みを指す造語です。
データ修正依頼やバグ発生報告、個人的なメモなど様々な場面で使うことができます。
本人はもちろん、依頼先の作業者やバグを調査するエンジニアが、時間のかかる場所確認や状況再現などを行う必要がなくなります。
講演者プロフィール
藤巻 尚樹
2013年に株式会社スクウェア・エニックス入社
FINAL FANTASY XIVのコンテンツシステム、サーバーシステムセクションを経て
現在はFINAL FANTASY XVIのゲームシステムセクションにて様々な業務を担当
《講演者からのメッセージ》
過去参加したCEDECに触発され作った”GameSurvey”という仕組みが、
FINAL FANTASY XVI開発でどう実装されたのか、どう役に立ったのかなどを共有させていただきます。
この講演が誰かの”きっかけ”になってもらえるようにお伝えできればと思います!
関屋 亮太
2019年に新卒で株式会社スクウェア・エニックスに入社。
FINAL FANTASY XVIでゲームシステムセクション担当。
《講演者からのメッセージ》
"GameSurvey" は、誰でも使いやすく汎用性も高い仕組みで、様々な場面で開発を助けてくれました。
規模を問わず便利な仕組みですので、講演の内容が少しでも多くの開発に役立てれば幸いです!