ペルソナ3 リロードでの自動プレイの実装と運用

タグ:
日時:
2024年08月23日(金)18時00分〜19時00分
形式: レギュラーセッション(60分)
プラットフォーム: コンシューマ
受講スキル:
QA作業の効率化に興味のある方へ。 Unreal Engineの基礎的な知識を持っている方や、ペルソナ3 リロード自体を知っている方であれば、より理解が深められます。
受講者が得られるであろう知見:
自動プレイを実装するにあたり、どのような実装でコストを抑えつつも汎用性を高めたのかということ。 開発の序盤から対応できることで、どれだけの効率化・工数減ができるかということ。
セッションの内容

本セッションでは、ペルソナ3 リロードの開発で対応したゲームの開始からエンディングまでを自動で操作し、通しプレイでの不具合チェックを行うことができる自動プレイの実装内容と、それを運用したことによる効果や実績について紹介いたします。
本実装では、開発序盤から運用できるように、データや仕様の変更に影響されにくく、汎用的にさまざまなチェックを行える、また実装に関するコストを抑えるというコンセプトで実装いたしました。
自動プレイが行った行動のログを収集する仕組みも実装しており、そのログからゲームを効率的に進め、チェック範囲を広げる行動をネットワーク経由で指示する「おすすめ行動サーバー」というものも実装いたしましたので、そちらも紹介させていただきます。
最後に、これらの実装や運用により、QA作業の大幅な工数削減と安定性の向上が実現された結果について紹介させていただきます。


講演資料

  • ペルソナ3 リロードでの自動プレイの実装と運用.pdf

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

埜渡 貴裕

埜渡 貴裕
所属 : 株式会社アトラス
部署 : コンシューマソフトウェア局 第二プロダクション(ペルソナチーム)
役職 : チーフプログラマー

株式会社アトラスに2007年入社。
以降ペルソナシリーズの制作に関わり、ペルソナ5 ザ・ロイヤルではメインプログラマーを務める。
ペルソナ3 リロードではテクニカルサポートとして、開発環境の整備や自動プレイの実装を担当。

《講演者からのメッセージ》
自動プレイを実装し運用してみたことで数多くの不具合を検出し動作を安定させられる事ができました。
実装のコンセプトや知見、また運用してみたことでの効果についてを紹介させていただきます。