ゲーム業界におけるグローバル市場の拡大から家庭用ゲーム機からPCへの移植需要が高まっています。しかし、PCでゲームをリリースする際には、多様なプレイ環境をサポートするために、グラフィックや入力デバイス、アクセシビリティ、ローカライズなど様々な領域においてPC固有の挙動を用意する必要があります。このセッションでは、PC対応での様々な技術課題と対応方法を紹介します。また、効率よく高品質なPC対応を実現するためのベストプラクティスの収集運用、サンプルコードやアプリケーションの用意やオンデマンドの技術サポートを行う専門技術チームの構築について紹介します。
講演者プロフィール
星野 瑠美子
Autodesk、Epic Games Japanでのサポート、コンサルティング、ローカライズの経験を経て、2023年セガ入社。海外のセガグループとの技術連携対応や、PC開発を加速させる技術検証、調査、課題解決などを行っている。
《講演者からのメッセージ》
PCユーザーなら当たり前に思うようなこと(例:様々な解像度に対応してほしい)から、コンシューマ機の開発にはない課題(例:言語によってはキーボード配列が異なる)まで、PC対応に関わる様々なトピックを紹介したいと思います。
矢儀 篤樹
2002年入社。技術本部 テクニカルディレクター 兼 開発技術部 部長 兼 技術統括室 副室長。
プログラマとしてアーケードゲーム開発を経験したのち、
様々なプロジェクトの技術サポートや新規事業開発に従事。
技術本部立ち上げに参画し、2024年にテクニカルディレクターに就任。
《講演者からのメッセージ》
2年前 SEGA of AMERICAと連携するPC開発サポートチームをつくるオーダーがあり、
仲間を集めるところから始まりました。この2年間で得た知見を皆様にぜひお伝えさせてください。