家庭用ゲームの企画でありながら映画スタッフと組んで60日という映画並みのロケを敢行した「428 ~封鎖された渋谷で~」。
ゲームと映画の現場の考え方はまったく違います。
しかも渋谷ロケを中心に60日間で約4000カットを撮影する強行軍は実現の可能性さえ疑われていました。
その中で映画というノウハウに特化した現場を、ゲームの為に最適化する為にゲームスタッフは何を考え、何を実行したのか?その戦いは企画立案や脚本づくりの時から始まっていました。それは「428 ~封鎖された渋谷で~」のクオリティコントロールの神髄だったのかも知れません。
映像制作部分だけではなくゲームデザインやシナリオ制作部分のお話も時間の許す限り行いたいと思っています。
講演者プロフィール
イシイ ジロウ
ゲーム監督・プロデューサー。ゲームシナリオ等のアルバイト経験を経て、'87年、リクルート関西支社に入社し、コピーライター/デザイナーとして活躍。
'89年、カルチュア・コンビニエンス・クラブに入社し、販売促進、業務用映像・マルチメディア作品制作のプロジェクトに関わる。
94年、日経ビデオバンク入社のため上京。業務用マルチディア作品制作を経て、ゲームソフトのディレクションを手がける。
2000年、チュンソフトに入社。
代表作はPS2『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』、Wii.PS3.PSP『428~封鎖された渋谷で~』
飯野 歩
フリーの映像ディレクター。主にドラマの演出や撮影などで活動。
ゲーム作品では実写サウンドノベル「忌火起草」にて撮影時の監督・画コンテを担当したのが初作品。
「428~封鎖された渋谷で」では画コンテに加え、撮影を共同で担当し、仕上げ段階では演出も手がけた。
公式サイト「歩飯野開発機構」http://www2.tbb.t-com.ne.jp/ayumu/
講師からのメッセージ
ゲーム的といえばゲーム的でもあり、映画的といえば映画的ともいえる「実写サウンドノベル」の制作課程に関して、撮影現場のことなど交えてお話できたらと思います。