スマートフォン向けアプリの検証業務では毎日作成される検証用アプリを使用して検証を行います。検証業務に関わるテスターは検証用アプリのダウンロード・インストール・アセットのダウンロードを毎日時間をかけて手動で行なっていましたが、テスターの人数が増えるにつれ検証準備にかかるコストも線形的に増えるため課題を感じていました。
本セッションでは前述の検証準備の際に発生した課題の分析、課題を解決するための施策、実際に構築したシステム、最後にまとめと今後の展望についてお伝えしたいと思います。
講演者プロフィール
山木 弘
エンジニアとしてコンシューマーゲーム、モバイルアプリ、WEBアプリケーションの開発に12年ほど従事した後、2012年4月よりグリー株式会社へ入社。
運用中のタイトルを中心に静的データの検証やモバイルアプリケーションの検証の自動化を担当。
過去にはCEDEC 2022「英語がわからなくても英訳のQAができる!Spreadsheetを活用した翻訳QA自動検証術」で登壇。
《講演者からのメッセージ》
セッションのタイトルは固いイメージを感じるかもしれませんが、Android・iOSを対象とした自前の自動化環境の構築と自動化環境を利用した運用例が本セッションのテーマです。
概念的な自動化よりもう一歩踏み込み、受講された方々が翌日から実践できることを目標に発表します。
奥泉 卓也
インフラエンジニアを経て2018年にグリーのQA部門に入社。
ネイティブゲームのQA管理や自動化・テスト技法等の技術推進に従事。
登壇歴
・CEDEC2019 モバイルゲームのUIテスト自動化
・CEDEC2020 モバイルゲームへの探索的テスト導入
・CEDEC2020 モバイルゲームの障害管理
・CEDEC2021 モバイルゲームのUIテスト、データテスト自動化
《講演者からのメッセージ》
中規模程度のモバイルゲームテスト拠点の工数削減の一例として、何か参考になる部分があれば幸いです。
宮脇 渉
2012年4月より新卒エンジニアとしてグリー株式会社へ入社。
運用中のモバイルゲームタイトルを中心に開発。
2023年11月から現在の部署へ所属し、QA関連の業務を行っています。
《講演者からのメッセージ》
QAエンジニアとしてはまだまだ未熟ですが、頑張ります。