ゲーム制作の過程でQAは主に【あたりまえ品質】向上のためにバグを発見し報告しますが、例えバグが0(ゼロ)になったとしても、ゲームそのものが面白くなければユーザーに満足してもらえません。
ユーザーレビューでは様々な調査手法を使ってゲームの【魅力的品質】を『見える化』し、様々な課題を改善してくための方向性を示すことができます。
本セッションではユーザーレビューがいかに重要であるかを示すとともに、具体的な評価方法を解説します。また、過去の評価業務の中での傾向や注意すべきポイントについても説明します。
講演者プロフィール
杉山 博康
プランナーとしてゲーム業界に関わってから、QAなどを経て約30年。
ゲームメーカーにて企画、制作進行、海外担当等を経て、品質管理部門を立ち上げ、以降はゲーム系のQAを中心に活動。
ゲームデバッグ請負会社にてデバッグ事業部門のマネージャーを担当したのち、ユーザーレビューサービス立ち上げに関与。数年間で300件ほどの評価業務を行う。
2022年現在のAIQVE ONEに入社し、エンタメQA部のセクションマネージャーを担当しつつ、並行してユーザーレビューのサービス拡充や評価業務を行う。
最近ではソフトウェアの魅力的品質向上の取り組みの一環として、ユーザーレビューに関する講義をウェビナーや専門職大学でのワークショップなどで実施。
《講演者からのメッセージ》
不具合を取り除くことと同時に、ゲームそのものの面白さを向上させるためにはユーザーレビューが効果的です。
短い時間ですので基礎的な話が中心になりますが、過去数年間の実績の中で特に大事なポイントに絞ってお話しする予定です。また、可能な範囲で過去の事例も交えつつお話しできればと考えております。
ユーザーレビューに興味を持つきっかけとして、まずはお越しいただけますと幸いです。