過去300件以上の評価実績を通じて分かった、ゲームの魅力的品質向上のためのユーザーレビューの重要性とポイントを解説

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日時:
2024年08月21日(水)11時10分〜12時10分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
初歩的な内容ですのでゲーム制作に関与する方どなたでも受講できますが、主に以下のようなポジションの方に向いています。  ・ゲーム制作現場の方  ・パブリッシングやプロデュースなどゲームプロジェクトの責任者  ・広報/宣伝などゲームコンテンツを世に広めていくポジションの方  ・QAとしてゲーム品質向上に関与している方
受講者が得られるであろう知見:
・【あたりまえ品質】と【魅力的品質】の違いを理解し、ユーザーレビューの重要性を知る ・一般的なユーザーレビューの調査手法の長所短所を理解したうえで、最適なプランニングができるようになる ・ユーザーレビューを実施する際のポイントや注意点を知る
セッションの内容

ゲーム制作の過程でQAは主に【あたりまえ品質】向上のためにバグを発見し報告しますが、例えバグが0(ゼロ)になったとしても、ゲームそのものが面白くなければユーザーに満足してもらえません。
ユーザーレビューでは様々な調査手法を使ってゲームの【魅力的品質】を『見える化』し、様々な課題を改善してくための方向性を示すことができます。
本セッションではユーザーレビューがいかに重要であるかを示すとともに、具体的な評価方法を解説します。また、過去の評価業務の中での傾向や注意すべきポイントについても説明します。


講演資料

  • CEDEC2024「ユーザーレビュー」講演スライド_20240821.pdf

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講演者プロフィール

杉山 博康

杉山 博康
所属 : AIQVE ONE株式会社
部署 : エンタメQA部 第1セクション
役職 : セクションマネージャー

プランナーとしてゲーム業界に関わってから、QAなどを経て約30年。
ゲームメーカーにて企画、制作進行、海外担当等を経て、品質管理部門を立ち上げ、以降はゲーム系のQAを中心に活動。
ゲームデバッグ請負会社にてデバッグ事業部門のマネージャーを担当したのち、ユーザーレビューサービス立ち上げに関与。数年間で300件ほどの評価業務を行う。
2022年現在のAIQVE ONEに入社し、エンタメQA部のセクションマネージャーを担当しつつ、並行してユーザーレビューのサービス拡充や評価業務を行う。
最近ではソフトウェアの魅力的品質向上の取り組みの一環として、ユーザーレビューに関する講義をウェビナーや専門職大学でのワークショップなどで実施。

《講演者からのメッセージ》
不具合を取り除くことと同時に、ゲームそのものの面白さを向上させるためにはユーザーレビューが効果的です。
短い時間ですので基礎的な話が中心になりますが、過去数年間の実績の中で特に大事なポイントに絞ってお話しする予定です。また、可能な範囲で過去の事例も交えつつお話しできればと考えております。
ユーザーレビューに興味を持つきっかけとして、まずはお越しいただけますと幸いです。