自然言語処理技術による新世代コマンド入力式アドベンチャーゲームの制作手法

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日時:
2022年11月12日(土)15時00分〜15時25分
形式: ショートセッション
受講スキル:
新しいアドベンチャーゲームを作ることに興味のある方 自然言語処理技術のデジタルゲームへの応用方法を身に着けたい方
受講者が得られるであろう知見:
(1)最新技術のデジタルゲームへの応用 (2)自然言語理解を用いることで、ユーザーの任意の入力を受け取ってゲームを進行する手法 (3)テキスト生成を用いることで、キャラクターの台詞を自動で生成する手法
セッションの内容

本セッションでは、機械学習を用いた自然言語処理技術を用いて、ユーザーからの任意の入力に対し柔軟に応答できる、新しいコマンド入力式ADV(アドベンチャーゲーム)の制作について講演します。
コマンド入力式ADVは80年代前半に隆盛を誇ったジャンルでしたが、その後アドベンチャーゲームの主流はコマンド選択式ADVに取って代わられました。コマンド入力式ADVには、ゲームを進行させるための特定のキーワードを探すことが困難であるという大きな問題がありましたが、我々は自然言語処理の技術を用いることで、ユーザーがより高い自由度を感じられる次世代のADVの制作を実現しました。 本講演では、これから新しい形のアドベンチャーゲームを目指す開発者への技術的基礎を共有させていただきます。


講演資料

  • 【スクウェア・エニックス_森友亮】CEDEC+KYUSHU 2022 _NLPアドベンチャー.zip

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講演者プロフィール

森 友亮

森 友亮
所属 : 株式会社スクウェア・エニックス
部署 : AI部
役職 : AIリサーチャー

2021年9月に東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程を修了。博士(情報理工学)。
専門は自然言語処理で、小説を対象としたテキスト理解・生成、創作支援をテーマとして研究を行った。
2021年10月にスクウェア・エニックス・AI&アーツ・アルケミーに入社。
2022年10月にスクウェア・エニックスに入社。
AI部AIリサーチャーとして、エンタテインメントAIに自然言語処理の技術を応用するための研究開発に従事。
また、スクウェア・エニックス・AI&アーツ・アルケミーが寄附企業として参加する東京大学大学院工学系研究科の「世界モデル・シミュレータ寄付講座」にて、ゲスト講師を務める。