意味が分からないからこそ、リアル ~「架空言語」音声合成による、没入感の高いボイス付きコンテンツの実現~

タグ:
日時:
2022年11月12日(土)14時25分〜14時50分
形式: ショートセッション
受講スキル:
独自の架空言語音声をゲームに付けたいと検討されている方 ディープラーニングによる音声合成に興味のある方
受講者が得られるであろう知見:
(1)ディープラーニングを用いて、テキストから音声を合成する技術と、そのゲームへの応用 (2)インタラクティブなコンテンツにおける、没入感向上のための「架空言語音声」の応用 (3)音声合成技術を応用して、任意のテキストから架空の言語の音声を自動生成する方法
セッションの内容

本セッションでは、音声合成技術を応用することで、任意のテキストから「架空言語」の音声を生成する手法を紹介します。デジタルキャラクターを用いたインタラクティブなコンテンツを制作するにあたり、ユーザーの任意の入力に柔軟に対応するために、音声合成の技術が有力な選択肢となります。我々は、テキストからの音声合成技術を応用し、見慣れた母国語のテキストから、聞いたことのない架空の言語の音声を生成する手法を提案します。この手法により、世界観に合った「新しい言語音声」の生成を可能にし、その世界で話されている言語を聞いているかのような、没入感ある体験を実現する技術を皆様に共有します。


講演資料

  • 【スクウェア・エニックス_森友亮】CEDEC+KYUSHU 2022 _架空言語.zip

※資料のダウンロードにはログインが必要です。


講演者プロフィール

森 友亮

森 友亮
所属 : 株式会社スクウェア・エニックス
部署 : AI部
役職 : AIリサーチャー

2021年9月に東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程を修了。博士(情報理工学)。
専門は自然言語処理で、小説を対象としたテキスト理解・生成、創作支援をテーマとして研究を行った。
2021年10月にスクウェア・エニックス・AI&アーツ・アルケミーに入社。
2022年10月にスクウェア・エニックスに入社。
AI部AIリサーチャーとして、エンタテインメントAIに自然言語処理の技術を応用するための研究開発に従事。
また、スクウェア・エニックス・AI&アーツ・アルケミーが寄附企業として参加する東京大学大学院工学系研究科の「世界モデル・シミュレータ寄付講座」にて、ゲスト講師を務める。