弊社では、ゲーム内イベントのデータ作成のために、簡易的な制御をテキストデータで記述する方式にしています。 このデータの作成は企画職によって行われるため、スクリプト等の経験が少ない方でも効率的にテキストデータを編集できる環境として、VSCode(VisualStudioCode)拡張の提供を行いました。 本セッションでは、その経緯と構築の実例を紹介し、効率的な作業の実現のための取り組みについてお話します。 またイベントデータの作成以外にも、VSCode の拡張開発の事例をいくつかご紹介いたします。
講演者プロフィール
田村 莞爾
2018年に株式会社フロム・ソフトウェアへ入社。
R&Dセクションで主にゲーム開発支援の業務に携わる。
タイトル開発用の内製ツールの開発、保守を担当。
《講演者からのメッセージ》
弊社では、ゲームで使用するイベントに関するデータの作成や編集を、企画職がVisualStudioCodeとその拡張ツールによって行っています。
エンジニア職以外には敬遠される傾向にあるテキストベースの環境を、なぜ企画職向けに採用したのかについて構築事例を交えて紹介します。
社内ツール開発の一事例として参考になれば幸いです。
梶原 栄介
2016年に株式会社フロム・ソフトウェアへ入社。
R&Dセクションで主にゲーム開発支援の業務に携わる。
タイトル開発用の内製ツール、ライブラリ、DCCツールの拡張を担当し、開発および保守に従事。
《講演者からのメッセージ》
昨今、スクリプト編集等にVSCodeを利用する方も増えてきていると思います。
VSCodeは、拡張の開発を誰でも行うことができ、より便利に利用することができます。
本セッションを通じて、VSCode拡張の開発に興味のある方や、社内での開発支援を行う方の一助となればと思います。