『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』を運営、開発しながら、『PSO2 ニュージェネシス(以下、PSO2:NGS)』へと大規模にバージョンアップする必要があり、そこで得られた知見、事例を紹介します。
・開発環境やデータコンバート手法、自動化の取り組みの紹介
・オープンフィールドの実装方法とデータ管理手法、最適化事例
・『PSO2:NGS』で採用されたグラフィック表現と、『PSO2』アセットに対する互換性の取り組み
講演者プロフィール
松波 進也
1997年、 株式会社セガに入社。『ソニックアドベンチャー』シリーズなどの開発に携わり、『ファンタシースターオンライン』以降、ファンタシースターシリーズの開発チームに参加する。現在は、『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』ではテクニカルディレクターとして、新規技術導入やゲームエンジン開発をリードする業務を担当。
《講演者からのメッセージ》
2012年7月に『ファンタシースターオンライン2』をサービス開始し、2021年6月に『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』へとバージョンアップしました。バージョンアップに向けて、運営中の『ファンタシースターオンライン2』の互換性を維持しながら、グラフィックの世代更新、オープンフィールドを実現する必要がありました。その開発で得られた手法や知見をご紹介いたします。運営タイトルでのバージョンアップ事例の一つとして、少しでも皆さんのお役に立ちましたら嬉しいです。
志賀 直秀
2005年、株式会社セガに入社。以来、クライアントプログラマとしてファンタシースターシリーズの開発に携わる。主にグラフィックス及びキャラクターメイキングのシステムを担当。
《講演者からのメッセージ》
『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』では物理ベースレンダリングの採用や、キャラクターメイキングの拡張などを行いました。その際に問題となった、元からあるデータに関する取り組みをご紹介します。
また、天候変化など新たに拡張された表現や、オープンフィールドにおけるグラフィックス最適化、および自動化の事例をご紹介します。
小西 一樹
2006年、株式会社セガに入社。以来、クライアントプログラマとしてファンタシースターシリーズの開発に携わる。『ファンタシースターオンライン2』ではマップシステムを担当。『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』でも引き続きマップ担当として、オープンフィールドの開発業務に従事。
《講演者からのメッセージ》
『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』では冒険の舞台としてオープンフィールドを採用しています。MOの遊びをオープンフィールドで成立させるシステム設計と、データ管理方法についての開発事例をお話しします。