近年ゲームタイトルの運営移管のニュースを目にする機会が増えてきました。運営期間が長期化する中で新規開発への人員の異動や、会社としての注力分野の変更など、ゲーム企業を取り巻く環境による動きであり、今後も件数は増加すると思われます。
運営移管では限られた期間の中で企業間での引き継ぎを行う必要があり、通常社内異動時に発生する業務引き継ぎとは異なる難しさが存在します。その中で移管業務を経験している企業はまだ多くなく、そのノウハウも共有されていないのが現状です。
マイネットでは2014年より、他社からゲームタイトルを移管・運営する事業を開始、累計70タイトル以上の移管を行ってきました。直近では100人チームの移管を2ヶ月という短期で完了させることができています。これまでに得られたノウハウ、移管を成功に導くために抑えるべきポイントを共有します。
講演者プロフィール
松本 啓志
1989年生まれ。早稲田大学教育学部社会科学科卒業。
2014年4月マイネットに新卒で入社。ゲームサービス事業の立ち上げに携わり、「買取・仕入モデル」のフレーム構築に尽力。複数タイトルのプロデューサー、組織急拡大フェーズでの人事採用責任者を経て、2018年7月よりAI&RPA戦略を担うAIスタジオ長に就任。2019年には、事業戦略部長として、ゲームサービス事業の構造改革を牽引。
2020年3月マイネット取締役、マイネットゲームス代表取締役社長に就任。
《講演者からのメッセージ》
ゲームタイトルの買収や運営移管についてのニュースを目にする機会が増えてきましたが、その手法やノウハウの詳細についてはこれまで共有されることは少なかったと思います。
本講演ではマイネットがこれまでに多くの移管を手掛けてきた中で組み上げてきた型をお話します。皆さんの今後の参考になりますと幸いです。