昨今、ゲーム業界に限らずデータを分析して活用することが一般的になってきましたが、
個人的な所感では、現場に近い分析者やエンジニアは目の前の課題解決の為の作業がどうしても多くなってしまうのではないかと感じています。
我々のチームはデータ分析について中長期的な取組みをスコープとしており、バンダイナムコグループのデータ活用を推進することで一層の事業貢献を果たすため日々挑戦しております。
一般的な分析に加えて、特に面白い取り組みや長期的な取り組み・挑戦について考え方と事例のお話をさせて頂きます。
講演者プロフィール
西田 幸平
分析専門のベンチャー企業に初期社員として入社し、様々な分野でデータ分析・機械学習等のモデル作成プロジェクトを担当。
その後ECサイト、Webサイトの最大手外資企業に転職しデータ基盤構築・管理やサービスの改善など様々なプロジェクトに携わる。
2018年10月より、現職BXDでのデータ分析組織立ち上げの初期メンバー兼副室長を務める。
《講演者からのメッセージ》
5GやコロナによるIT化の加速によって今後データ活用の幅はもっと広がっていき
データ・データ活用のノウハウは他社と差をつける会社の大事な資産になっていくと思います。
このセッションではその資産を今よりももっと活用するための我々の投資と挑戦を紹介させて頂きます。
原拓自
大学院で宇宙物理専攻した際に得た統計・数学力や論理思考力を活かすため、2017年データ分析のコンサル会社に入社。就職した後は、ゲーム、金融、通信、ファッションなどの業界で分析のコンサルタント業務に従事する。
分析におけるさらなる成長を望み、ECサイト、Webサイトの最大手外資企業に転職し、データサイエンティストとして毎日の納品数や販売数の予測を主に担当。実務に機械学習を初めて取り入れるなど、従来の予測精度を大幅に向上させた。その後、分析経験をさらに積むため株式会社BXDに入社。現在はデータ戦略室リードデータサイエンティストとして、分析業務やセミナーの講師など幅広く活躍中である。
《講演者からのメッセージ》
IT化に伴い、様々なデータ取得が可能になった今、そのデータからどのように有益な情報を取り出し、実際のビジネスにインパクトを出せるような分析が望まれていますが、そのためには統計学等に精通したデータサイエンス力を持つ人物が必要となるため、データ取得後の分析ステップは会社によって大きく差が出ています。弊社ではこのデータサイエンス力を持つ人物の採用や教育に力を入れており、様々な分析業務でビジネスに貢献してきました。我々が行った実際の分析活用事例を参考に、現在抱えている課題解決の糸口が見つかれば、幸いです。