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日時:
2020年09月04日(金)14時15分〜15時15分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
特になし。
受講者が得られるであろう知見:
R&DがゲームAIを研究しようと考えたときのハードルとその乗り越え方。
発売済みタイトルを研究用に拡張する際の注意点、工夫点、メリット、運用例など。
セッションの内容
はじめに、R&D(研究開発部署)がゲームAIの研究をする際、乗り越えるべきハードルについて共有をします。
次に、ハードルを乗り越えるためにとった、発売済みタイトルを実験用に拡張するという取り組みについて、得られるメリットや、対象とするタイトルの選定基準、拡張を行う際に注意するべき点などを説明します。
最後に、ゲームAIだけではなく、昨今話題となっている、開発用AI研究への適用例、展望などについて、実例を交えて具体的に解説をします。
講演者プロフィール
ヘン ジャンフィリップ
所属 : 株式会社フロム・ソフトウェア
部署 : R&Dセクション
役職 : 一般
2014年にモントリオール学習アルゴリズム研究所(Mila)でのインターンを経て、来日し、大学院で強化学習を専攻。
2018年に株式会社フロム・ソフトウェア入社。
R&Dセクションにて開発補助ライブラリの開発、機械学習を業務に応用するための研究などを担当をしています。
《講演者からのメッセージ》
近年では、Starcraft 2やDota 2で有名なゲームプレイをするAIとしての応用例に留まらず、テストや調整にも強化学習を利用する取り組みの成果が様々に発表されています。
しかし、ゲーム開発に強化学習を効率よく取り入れていくための環境作りについて、参考となる情報はまだ十分だとはいえません。
今回の発表が、皆さんの強化学習導入の可能性を広げていく一助になればよいなと思います。