昨年秋にアトラスから発売されたPS4タイトル『十三機兵防衛圏』は、そのストーリー性やビジュアル、サウンドがユーザーから高い評価を受けました。
本セッションではサウンドで『十三機兵防衛圏』をいかに盛り上げたか、小気味よくテンポの良いゲーム演出をどう演出し、没入感を増強させたか、そのサウンドコンセプトやオーディオミドルウェア「CRI ADX2」を活用した実装についてご説明します。
講演資料
- 20201006_CEDEC_13sar_V3tool.pdf
- CEDEC2020_CRI_Basiscape_Session_13sar_for_CEDiL_PNG.pdf
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講演者プロフィール
崎元 仁
1969年 東京都生まれ
学生時代、同人ゲーム『REVOLTER』(1988年)での作曲をきっかけに、ゲーム音楽の作曲家としての活動を開始。フリーランスにておよそ8年間活動した後、スクウェアサウンズに2年半在籍。
2002年、有限会社ベイシスケイプを自ら設立、代表取締役社長に就任。作曲活動と代表取締役を兼任しながら、若きアーティストの育成などにも意欲的に取り組んでいる。
ジャンルを問わず、これまでに手掛けたゲームタイトルは130を超える。「伝説のオウガバトル」(1993年)や「FINAL FANTASY TACTICS」(1997年)によって、ゲーム音楽における、オーケストラ編成での楽曲の先駆者としての地位を確立。重厚なサウンドと壮大なスケールを感じさせる作品の数々は、国内にとどまらず、海外からも絶大なる支持を得ている。現在、活動の幅は多岐にわたり、ゲーム音楽のほかに、アニメやCM、アーティストとのコラボレーションCD等、幅広いジャンルにて活躍中。
《講演者からのメッセージ》
劇版の技術論についてはインタビューでは話さないポリシーですが、
ここでは技術者のための技術論として初めて話してみようと思います。
よろしくお願いいたします。
金子 昌晃
1998年からゲームサウンドに関わり、効果音作成からMA、マニピュレート、ミックス、マスタリング等、作曲以外をオールラウンドに得意とする。
空気感をも表現する音の繊細さを表現しつつも、仕事ぶりはいたって大胆。"あの人ともう一度仕事をしたい!"と思ってもらえる仕事を心掛けている。
好きな言葉:唯一無二
《講演者からのメッセージ》
『十三機兵防衛圏』の音の秘密を可能な限りご紹介します。
最新の技術というよりはアイディアやテクニック的な話が中心になるかと思います。
櫻井 敦史
CRI歴20年。ゲーム向けのミドルウェア開発チームを率い、音声・動画・ファイルシステムなど幅広く携わっている。海外を含め多くのゲームタイトル開発をサポートしてきた。面白いゲームを遊べればそれで幸せ。
《講演者からのメッセージ》
ゲームサウンドの奥深さと面白さを感じて貰えたら嬉しいです。