2017年に始まったワーママ・ワーパパ(WM/WP)ラウンドテーブルから分離した、
企業規模を問わない4社合同の情報共有セッションです。以下内容を予定しています。
・各社の働き方情報共有
(タイムテーブル実例、在宅勤務事情、男性育休の状況、勤務制度の活用状況など)
・各社WM/WPの働き方や悩みの紹介
・どうやったらより働きやすくなるかの試行錯誤状況の共有
・各社社内コミュニティの紹介や、その活動状況の共有
※例年ラウンドテーブルに続けて行われていた自費ランチ交流会は、後日改めての開催となりましたため、
セッション内でご案内させていただきます。
※ワーキングペアレンツの働き方に関するアンケートへのご協力ありがとうございました。
結果は本講演内でのご紹介、及び、後日Cedilの資料に掲載させていただきますのでご参照くださいませ。
講演者プロフィール
高橋 香織
2005年、新卒でプランナーとして入社。5歳児の母で、来春がいわゆる「小1の壁」。
ω-Forceブランドの各種タイトルにおいて、産休前は主にイベント演出やストーリー制作、育休復職後は主に機種・言語ローカライズを担当。
CEDEC2018のWMWPラウンドテーブル参加をきっかけに社内私設WMWPコミュニティを立ち上げ、その後、社内部活動として「ペンギンの会」を設立。
以来、業務外で社内WMWPの情報交換サポートを行う。
《講演者からのメッセージ》
入社当初、自分が仕事をしながら子育てをすることになるとは思ってもいませんでした。
子育てをしながらバリバリ働く身近な実例が見えない環境による部分もあったと思います。
自分自身が実例となった現在は、試行錯誤する姿や悩みと解決策を共有する側となることで、
今まさに悩んでいる同業の皆さんや、これからの人生の選択肢を考える方々のお役に立てればと考えるようになりました。
この春は新型コロナウイルスの影響で、各社各人が様々な働き方の変革を迫られたことと思います。
保育園や各種学校が登園自粛・休校になり、てんやわんやの中でも仕事を続けてきたWMWPの働き方の悩みや工夫は、
子育てに限らず通院や介護などで時間の制約がある方々にも有効なサンプルとなるはずです。
どうぞ講演の内容を持ち帰っていただき、ご自身や各社のミッションに適切な形でお役立ていただければ幸いです。
久保 絢子
第一開発本部ディビジョン2所属。主にUI・ローカライズ環境の実装を担当。時短勤務になり、何でも屋からUI屋へクラスチェンジした。
CEDEC2017のWMラウンドテーブルから次女の産休育休を経て、情報共有セッションに再び参戦。
前回は長女のイヤイヤ期と戦っていたが、今回は次女のイヤイヤ期真っ最中。ラウンドテーブルで学んだ「2人目は強くてニューゲーム」という言葉を胸に2人育児に奮闘しているが、「だけどモードはVery Hard」という言葉を付け足したい日々を送っている。
《講演者からのメッセージ》
周囲にWMで時短勤務をしている人があまりおらず、「え?どうやって働けばいいの!?」と情報を求めて、2017年、ラウンドテーブルを開催してみました。そのおかげで今では、社内でのワーキングペアレンツの知り合いも増え、さらには業界内のコミュニティも大きく広がりました。気軽に相談できる場ができたのは、本当にありがたいことですし、いつもお世話になっています。
今回、ラウンドテーブルとは別に、実例をあげながらの情報共有のセッションを設けることとなりました。決してすべてがうまくいっているわけではなく、困っていること、できなくて悩んでいることもいっぱいあります。ワーキングペアレンツの当事者(プレの方たちも含む)だけではなく、「え?どうやって一緒に働いていけばいいの!?」と思っている周辺の方々にもチラッとのぞき見ていただければ幸いです。
柳瀬 彩佳
●開発タイトル
『セガNET麻雀 MJシリーズ(モバイル・PC・アーケード)』『初音ミク Project DIVA Future Tone(PlayStation®4)』
●プロフィール
主にクライアントプログラムを担当しており、現在は『セガNET麻雀 MJシリーズ(モバイル・PC・アーケード)』の開発をしています。
子供は小1と3歳共に娘。
長女育休後はフルタイムで復帰、次女育休後は短時間勤務で復帰しました。
現在は短時間フレックスで、だいたい10-17時で勤務、週1在宅勤務です。
《講演者からのメッセージ》
最近は育休を取って復帰される方が増えてきました。私自身、みんなやっているし、と育児と仕事の両立について軽く考えていましたが、
実際にやってみると思っていた以上にハード!仕事も子育ても家事も全部中途半端!日々試行錯誤です。
今まさに育児中の方、これから出産を考えている方、育児中の上司、部下、同僚を持つ方の参考になると嬉しいです。
また、育児中の働き方の改革をきっかけに、皆が働きやすい環境になっていくことを願っています。
藤沢 理子
エッジワークスはゲームやアニメを中心にシナリオと絵コンテを提供する企業。会社経営に加えて、一般社団法人日本ゲームシナリオライター協会(JAGSA)の設立に携わり、事務局も務める。
会社設立、統括業務と育児を両立させるべく、家事のアウトソーシングやリモート勤務などを活用して乗り切る日々。その経験からフレックス制度やICT活用など、社員が働きやすい環境も追求中。
21・18・12歳三姉妹の母。
《講演者からのメッセージ》
仕事が大好き、でも子どもは三人ほしい。そんな欲張りな夢を持ってしまったがために、いろんな問題にぶち当たってきた20年です。
経営者としての仕事は代われないことも多く、会社の実績にも直結するため、育児との両立が難しい時期が何度もありました。
会社の規模が小さくWMWP仲間がいなかったため、夫婦やママパパ友達との助け合い体制を整えることを心掛けてきました。特に先輩WMWP達の助言がなければ、キャリアも育児も頓挫していたかもしれないと、とても感謝しています。
私の育児には喜びの方が多いですが、仕事と育児のバランスについての反省もあり、社員に同じ後悔をしてほしくないと強く思っています。また、私自身が実家や健康の問題を抱えるようになり、育児に限らず、様々な事情がある人が柔軟に働き方を選べる体制を目指しています。
WMとしての経験と経営者としての取り組みについて、皆さんの心と体が軽くなる情報がお届けできたら幸いです。