昨今、CI/CD, DevOpsという単語の広がりに合わせてゲーム業界でも「ソフトウェアテストの自動化」が流行りつつあります。
家庭用機と異なり、モバイル端末(スマートフォン/タブレット)ではOS、SoC、解像度、メーカーや機種ごとで動作や表現に差が発生し、
実機で動かすことで発生するバグもあることから、多種多様な機種での実機操作によるテストが求められています。
しかし実機操作のテスト自動化への費用対効果の低さや、
自動化環境を定常的に更新していく人員確保などに課題を抱えることで、
テスト自動化を断念していくケースが存在しています。
本セッションでは、
テスト自動化を開発当初では想定しない形でスタートしたプロジェクトにおいて実機操作の自動化を推めた方法や、
アプリ運用期間中に得られたテスト自動化に対する技術的課題とその解決方法を述べることで、
今まさにテスト自動化に着手しようとしている方々に対しての一つのアプローチ策を提示したいと思います。
講演者プロフィール
狩野 真次
首都大学東京 大学院を卒業後、2011年に株式会社バンダイナムコゲームス(当時)に入社。
2012年からは現在の株式会社バンダイナムコスタジオにて勤務。
業務用ゲーム機器を管理するサーバサイドエンジニアとして6年ほど経験。
現在はテストエンジニア/QAエンジニアとして、
スマホアプリ開発/運用におけるソフトウェアテストの現場で、
テスト自動化環境のシステム構築などの活動を継続中。
《講演者からのメッセージ》
「テストって何?テストってどうやるの?テストって誰がいつ/どこでやるの?」
「料理は味見して提供するのに、ソフトウェアはテストしないでコミットするの?」
「自動化ってコストカットでしょ!費用対効果を出してよ!」
「階段とエスカレータって何が違うの?」
など、このような表現を気になる/思い当たる方はぜひお越しください。
一緒にソフトウェアテストの未来を切り開きましょう!