もし人の手を使わずにAIが勝手にアクションを学習したら、素敵だと思いませんか?
しかし将棋や囲碁のAIとは違い、ゲームのキャラクターAIはただ「強い」だけではダメです。人間っぽい自然な動きや、時には接待的なプレイも必要です。
そこで私たちは、ディープラーニングを使って「ゲームAI」として良質なキャラクターAIを作ることができるか?を技術検証しました。様々な工夫を凝らした結果、人の手で作り込んだものと同等かそれ以上のAIを作ることに成功しました。
本講演では、その手法および、ディープラーニングをゲームAIに導入することのメリットやデメリットについて共有します。検証では主に敵キャラクターの行動を学習させてみましたが、プレイヤー操作の学習もあります。
Let’s Deep Learning!
講演者プロフィール
上段 達弘
2011年、株式会社スクウェア・エニックスに入社。
ゲームエンジンLuminous Studioの開発に携わり、主にツール周りの実装を担当。
その後「FINAL FANTASY XV」チームにて、仲間AIや写真AIの開発を担当。
2018年、株式会社Luminous Productionsに転籍。
《講演者からのメッセージ》
AIってかわいいですよね。
「意思」が感じられるAIは良いAIです。かわいいです。
ディープラーニングは、ほとんどの時間をシミュレーションに割きます。暇です。
放っておいて別の仕事ができます。したらいいです。
それなのに、見ちゃうんですよね。ついつい見入っちゃいます。
「がんばれー」って応援しちゃいます。かわいいです。
そんなかわいいAIの話をします。ぜひご来場ください。