国立情報学研究所クラウド運用チームが取り組んでいる、情報システムの構築・運用手法「LC4RI(Literate Computing for Reproducible Infrastructure、再構築可能なインフラのための文芸的コンピューティング)」は、JupyterNotebookを中心的なツールに採用し、過度な自動化への依存を防いだり、チーム内でのノウハウの移転を促進するなど、レジリエント(しなやかな強さ)な運用を可能にします。
本セッションでは、
・従来の情報システムの構築・運用の問題点に対して、LC4RIがどのように対処しているか(手法の紹介)
・情報システム運用の観点からゲームサーバ、インフラを捉え、LC4RIをどのように適用できるか(実適用のアイデア)
についてお話しします。
講演者プロフィール
長久 勝
1994年から2010年まで、ゲームや映像配信などコンテンツ業界を中心に、ソフトウェア開発、システム構築・運用に従事。2010年から2015年まで、国立情報学研究所にて、社会人向け教育プログラムの運営と、クラウド基盤構築・運用に従事。2015年から2017年まで、オンラインゲームサーバの企画・開発・運用に従事。2017年から2019年まで、国立情報学研究所にて、情報システムの構築・運用手法「LC4RI」の研究に従事。現職では、ライフサイエンス分野の情報システム関連業務に従事。
《講演者からのメッセージ》
情報システムの運用について、ちょっと新しいやり方をお話します。サーバのお守りが属人化してて困ってる人にオススメです。