LUMINOUS ENGINEはFINAL FANTASY XVに使われた後、様々な拡張を行っていますが、その中の一つとして、ログ分析と自動化があります。
増大するQAコスト、デバッグコストという課題に対して、ログ、自動テストのシステムを開発しました。
ログデータの収集や自動プレイ、リプレイなどの機能がどのように連携して、QAコストの削減を進めているかについて説明します。
講演者プロフィール
岩崎 浩
コンシューマー系ゲーム会社を経て、2009年スクウェアエニックス入社。
社内エンジン LUMINOUS ENGINEのリードプログラマとして従事。
その後、Final Fantasy XVのリードプログラマを経て、現在に至る。
Final Fantasy XVではシステム、最適化、物理周りなどを主に担当。
その後、2018年に、Luminous Productionsに転籍し、
現在は、プログラムセクション ディレクターとして、
引き続きLUMINOUS ENGINEの開発を継続中。
《講演者からのメッセージ》
過去のいずれのプロジェクトも、終盤は修羅場でしたが、
Final Fantasy XVは、特にデバッグに苦労したプロジェクトでした。
大規模、オープンワールド、スケジュール、毎月出るパッチ、多くの困難を経験したからこそ、
次に向けて今から、QAやデバッグの効率化に力を入れて取り組んでいます。
LUMINOUS ENGINEで取り組んでいる開発効率化、DevOpsの一部を主にデバッグ、QAの観点から、紹介させていただければ、と思います。