『逆転オセロニア』における、機械学習モデルを用いたデッキのアーキタイプ抽出とゲーム運用への活用

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日時:
2019年09月05日(木)16時30分〜17時30分
形式: レギュラーセッション(60分)
受講スキル:
データを用いてゲーム環境をより適切に把握し、 改善をしたいと考えている方全般 データ分析に機械学習を活用したいと考えており、実例を知りたい方
受講者が得られるであろう知見:
大規模なデッキデータからアーキタイプ情報を自動抽出する知見 データ分析を運用に活かし、UXを向上させた実例とそれを実現させるための知見
セッションの内容

プレイヤーが構築したデッキを用いて対戦する PvP ゲームにおいて、代表的なデッキ構築パターン (アーキタイプ)、そして各アーキタイプの使用頻度、 総合勝率、 対戦成績などの KPI を継続して観測することは、 現状のゲームバランスを把握し、 プレイヤーのゲーム体験を向上させる上で有用である。 本講演では、 『逆転オセロニア』における、 機械学習モデル (トピックモデル) を用いた、 大規模データからのデッキアーキタイプの抽出、 アーキタイプに関連する KPI の可視化、 これらを用いたゲーム運用への活用について紹介する。


講演資料

  • cedec2019_deck_archetype.pdf

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講演者プロフィール

安達 涼

安達 涼
所属 : 株式会社ディー・エヌ・エー
部署 : 分析部
役職 : アナリスト

人間の意思決定プロセスの数理モデル化と、その神経基盤を解明する研究に従事し、カリフォルニア工科大学PhD(計算論的神経科学)を取得。2018年3月にデータアナリストとしてDeNA入社。機械学習の手法のみならず、行動経済学の知見などを用い、人間のゲーム内外での行動データを包括的に理解することで、ゲームタイトルの運営力・UX向上を目指している。

《講演者からのメッセージ》
モデル構築から実運用まで幅広い内容をカバーしますので、みなさまお気軽にお越しください。

岩城 惇

岩城 惇
所属 : 株式会社ディー・エヌ・エー
部署 : Develop統括部企画部
役職 : プランナー

大学卒業後、ゲーム制作の道へ。アクションゲームやRPGの開発に携わる。
『逆転オセロニア』では運用プランナーとして機械学習を用いたキャラクターのレベルデザインに携わっている。

《講演者からのメッセージ》
機械学習が実際に運用の現場で活用されている「生」の様子をお伝えできればと考えております。

共同研究・開発者

松永 貴浩 (株式会社ディー・エヌ・エー)
田中 一樹 (株式会社ディー・エヌ・エー)