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日時:
2017年08月30日(水)17時50分〜18時50分
形式: レギュラーセッション
プラットフォーム: コンシューマ アーケード PC
受講スキル:
・ゲームのサウンド開発に従事されている方
・立体音響処理に興味のある方、特に立体音響処理適用時の音質変化にお困りの方。
受講者が得られるであろう知見:
・各ゲームの要求に適応させるためのHRTFの調整方法
・他業種とのコラボレーションに関する知見
セッションの内容
本セッションでは、カプコンとヤマハの立体音響技術に関する共同開発に関してご紹介します。タイトルにある通り、立体音響技術のキモとなるHRTF(頭部伝達関数)についてゲームの要求に合わせて加工する手法、特に音質変化と定位精度のバランスを調整する手法を中心にセッションを展開します。ゲームに採用する際に、ゲームタイトルのプレイ特性に合わせたHRTFを調整する過程について、直面した問題点やその解決法について詳しく説明します。またヘッドホン再生での立体音響の基本技術等も紹介します。HRTFの仕組みを理解することで3D立体音響制作を極められます!
講演者プロフィール
末永 司
所属 : ヤマハ株式会社
部署 : 研究開発統括部第1研究開発部空間音響グループ
役職 : 主事
経歴:
2005年ヤマハ(株)入社。
入社以来研究開発部門にて音響信号処理アルゴリズムの開発、実装、
音響シミュレーションによる製品設計支援等を担当。
現在はヘッドホンや多数のスピーカ/マイクを使用した空間音響に関する
要素技術開発を担当している。
《講演者からのメッセージ》
HRTFは何十年も前から研究されている古くて新しい技術だと思います。
この技術がVRやゲームの世界でどのように進化していくのか、みなさんと一緒に考えていければと思っています。