ハードウェアの性能が上がると共に膨らむ要求品質と、開発コストを決められた期間の中で達成する為には、外部パートナーとの協力体制が重要なカギになりつつあります。
本セッションでは、外部パートナーと社内の制作現場の架け橋になっている、CAPCOMのプロダクションマネージャーが思う「アウトソーシング」の在り方について掘り下げていきます。幾つかの成功・失敗事例を交えながら社内外に対するマインドセット、どのようなヒューマンスキルが必要かご紹介していきます。また、プロダクションマネージャーが所属するグローバル開発推進室の概要や取り組みについても共有させていただきます。主にこれから外部に制作体制を構築したいと考えている方向けのプレゼンテーションとなりますが、すでに協業に関わっている方の現状起こっている問題解決へのヒントになればと思っております。
講演者プロフィール
林 宏輔
ゲーム制作のプロダクションを経て、2012年に株式会社カプコンに入社。プロダクションマネージャーとして国内外の
新規制作パートナーの開拓・関係構築を行いながら、社内のニーズに合わせて外部委託パートナーのコンサルティングを行う。
包括的なコンサルティングとは別に、個別のプロジェクトにおいては、社内制作チームと社外の制作チームの架け橋となり、
より円滑に制作が進むためのサポート業務を行う。
《講演者からのメッセージ》
本セッションでは、カプコンのグローバル開発推進室がゲーム制作を行う上で、どのような形で外部制作パートナーと
社内の制作チームの懸け橋になっているか、どのような形の取り組みを行っているかご紹介させて頂きます。
将来的に外部制作パートナーと共に、共同制作を検討されている方、すでに外部委託パートナーを共同制作体制を築いている方も、
我々の経験した成功・失敗事例を通じて現状起こっている問題解決のヒントになればと思っております。
プロダクションのマネージメントを中心に行う業種は少なく、認知も低いと思いますので、
この講演をきっかけに知っていただければと思います。
川上 陽子
2005年カプコン入社。国内外の市場データやマーケティング分析を経験したのち、複数のタイトルで海外グループ会社のプロモーション・パブリシティをサポートするコーディネーション業務を経験。現在はプロダクションマネージャーとして、社内と社外の橋渡しとして外部委託に携わる。
《講演者からのメッセージ》
社外と仕事するというのはほぼ当たり前になってきているなか、カプコンの当部署が思う“協業”について、何かしらのヒントになればと思います。よろしくお願いいたします。