昨今のオーディオのトレンドは音声合成や高度な信号処理といった高負荷、膨大なリソースの消費を伴う技術に推移してきました。それに伴い、オーディオアプリケーションはリアルタイム処理に耐えるべく更なる低負荷、リソースの削減に迫られています。
弊社で開発しているPiapro Studioは歌唱編集ソフトであり、歌声合成という高負荷処理に耐えるべく開発を行ってきました。
今回はその開発で得られた設計方針や技術のノウハウについて解説します。
講演者プロフィール
岩崎 純一
2012年 Crypton Future Media, Inc. 入社
ボーカルエディタ『Piapro Studio』エンジン部開発担当
札幌C++勉強会、Boost.勉強会、Hokkaido.pmなどのコミュニティ活動も行っている
《講演者からのメッセージ》
C++を中心にあまり語られないオーディオプログラミングの話をします。
ニッチな業界ゆえに資料も乏しく、我々も常に手探りの中で技術を培ってきました。
各企業で数多のオーディオを扱う手法があると思いますが、今回は弊社での手法を公開することによって何らかの手助けになれば幸いです。
黒田 毅
ボーカルエディタ 「Piapro Studio」 開発チームリーダー & UI 担当。
《講演者からのメッセージ》
一般ユーザーが「楽しく」音楽制作できるソフトウェア開発を目指しています。
道は遠いですががんばります!