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日時:
2016年08月26日(金)15時10分〜16時10分
形式: レギュラーセッション
受講スキル:
エンジニアの方、CG研究者の方、テクニカルアーティストの方
受講者が得られるであろう知見:
最新ペイントシミュレータを実装する際のノウハウ, Position Based Dynamicsと流体計算の簡易な知見
セッションの内容
手描きグラフィックスを再現するNon-photorealistic rendering(NPR)がゲーム開発で盛んに用いられています。 自然な手描き感を再現することが非常に重要ですが、まだ発展半ばです。本セッションでは、自然な手描き感の再現に注力しているペイントシミュレータの最新研究についてご紹介します。ペイントシミュレータは、筆や絵具の挙動を再現することで手描き感の強い描画を行います。本セッションでは、既存研究について紹介したあとに、最新研究であるSIGGRAPH ASIA 2015の"Wetbrush: GPU-based 3D Painting Simulation at the Bristle Level"について解説します。毛先と流体のインタラクションを考慮した手法になっており、油絵の具のうねりや混ざり具合を自然に表現することができます。また、本論文のデモ実装も行い、その際に得られた知見も合わせてご紹介します。
講演者プロフィール
大河原 昭
所属 : シリコンスタジオ株式会社
役職 : グラフィックスエンジニア
2012年に東京大学大学院修士課程を修了し、同年よりシリコンスタジオに入社。
学生時代はロボット,バーチャルリアリティ,強化学習などいろんなものに手を出していました。
入社してからは、グラフィックスに関わることをなんでもやっております
《講演者からのメッセージ》
初心者の方でもわかるように、なるべくわかりやすく解説します。
ペイントシミュレータについてご興味ある方は、是非ご覧ください。